かつて大型店舗や事業所などが並び、多くの人でにぎわう市の中心市街地として発展した長岡駅周辺。しかし、平成に入ると車社会の進展や郊外の土地開発により、店舗が相次いで閉店しました。
そこで市は、中心市街地の活力向上のため、「アオーレ長岡」など公共サービス機能をまちなかに再集積。イベントや市民活動の場としても広く利用され、まちなかに人を呼び戻しました。
◆ミライエで進む長岡版イノベーション
昨年7月には「米百俵プレイス西館」がオープン。人材育成と産業振興、イノベーションの拠点「ミライエ長岡」では、世代や分野を超えた交流が生まれています。令和8年度に開館予定の東館には、中高生の居場所を設け、若者の個性や可能性を引き出すプログラムを行うほか、商工会議所や市商工部などが入居。まちなかで優れた人材の育成と地域経済の活性化を促進し、市全域の発展につなげます。
◆全国初!リノベーションによる再開発東館の工事いよいよ始まる
米百俵プレイス東館の工事が本格的に始まります。旧北越銀行本店をリノベーションし、大手通りの風景として人々の記憶に残る外観や天井の高い1階フロアなどを継承。歴史ある建物に新たな価値を吹き込み、後世に残します。工事中はご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いします。
▽東館の一部を紹介
・食の催しやレストランも!企業の展示会や国際交流センター「地球広場」のイベントなどを開催する1階の吹き抜け空間
・最大300人を収容 3つの大型スクリーンを備える2階のホール
・緑豊かで公園のような3階の屋内広場
◆人材育成の拠点を再編 まちなかキャンパスもミライエへ
ミライエ長岡の整備に伴い、まちなかキャンパス長岡の機能を段階的に移転します。
▽5階の会議室の利用は6月末まで
7月以降は、新たに4階に設置する貸し出しスペースのほか、3階の会議室やミライエ長岡西館などをご利用ください。
※新規貸し出しスペースは非営利活動のみ利用可。申し込みは電話または窓口で
問合せ:【電話】39・3300
◆動き出すまちなか
ミライエ長岡のオープンは、まちなかの回遊性を高め、新たな人の流れを創出。「イノベーションが起こるまち」としての期待感が、店舗・企業の進出やマンション建設など市内外から多くの民間投資を呼び込んでいます。
歩行者通行量(令和5年) 対前年比1.6倍
開店店舗(令和4年度以降) 20
新築マンション戸数(令和4年度以降) 138
サテライトオフィス(令和3年度以降) 5
進出企業(令和5年度以降) 17
コワーキングスペース(令和4年度以降) 4
※3月22日時点の情報です
▽多様な交流を生みまちを盛り上げたい
「assemble(アッセンブル)長岡」コミュニティマネージャー 秋田 峻佑(しゅんすけ)さん
多様な交流を生みまちを盛り上げたい私たちのコワーキングスペースは、スタッフが利用者の起業やイベント企画などに積極的に関わることが特徴です。駅からのアクセスも良く学生が集まるこの場所なら、私たちの空間で新たな発見や活動の広がりが生まれると思いました。市内外から訪れるみなさんの活動を全力でサポートし、自分の個性が発揮できる場としてまちなかを盛り上げていきたいです。
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問合せ:中心市街地整備室
【電話】39・2807
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