中之島地域を中心に甚大な被害をもたらした7.13水害から今年で20年。近年では地球温暖化による豪雨災害が頻発・激甚化しており、信濃川氾濫への備えも必要です。出水期を前に、改めて命を守る行動を確認しましょう。
◆まずは、ハザードマップを確認
洪水ハザードマップで、自宅が「浸水するか」「水に流されて倒壊する恐れはないか」を確認しましょう。マップには複数の河川を掲載しています。想定される浸水範囲や深さが異なるため、河川ごとに確認が必要です。
◆避難先を決める
市では、車移動や自宅内での安全確保を優先的に考える「長岡方式の避難行動」を呼び掛けています。自宅の状況に応じて最適な避難行動を決めましょう。
▽まずはこちらを検討
(1)浸水しない場所へ車などで避難
浸水しない地域にある親戚・知人宅や車中避難場所へ
[車中避難場所]
高台などにある施設の駐車場、学校のグラウンドなどを一時的な滞在場所として開放します。
(2)自宅の上の階に避難
・3日分以上の食料や水を備蓄
・車は浸水しない場所に移動
[ポイント]
ハザードマップで、自宅が水に流されて倒壊する恐れがなく、上の階が浸水せず安全と判断できた場合のみ有効です。
▽(1)・(2)ができない場合
(3)最寄りの避難場所に避難
浸水が想定される区域内であっても、上の階に避難できる施設です。VACAN(バカン)で避難場所や混雑状況が確認できます。
・渋滞の発生や緊急車両の妨げにならないよう、移動は原則徒歩で
・食料や水、薬などを持参
◆避難のタイミングを改めて確認
警戒レベル3で「高齢者などが避難開始」、警戒レベル4で「全員避難」が基本です。いざというときに速やかに行動できるよう、警戒レベルに応じた行動を事前に確認しましょう。
▽信濃川増水の場合は“より早い”避難を
Q1.「信濃川早期警戒情報」って何?
信濃川上流の水位が上昇して市内で氾濫の恐れがあるときに、市が独自に発表し、早めの避難行動を呼び掛けます。高齢者や障害のある人など、避難に時間を要する人は避難を始めてください。
Q2.いつ発表される?
次の状況や今後の気象見込みなどを総合的に判断して発表します。
・大手大橋付近で、警戒レベル2相当の水位到達や、さらなる水位の上昇が見込まれるとき
・上流の長野県(千曲川)で警戒レベル3相当の水位に達したときや、大雨特別警報が発表されたとき
Q3.なぜ早めの避難が必要?
信濃川が氾濫すると、市内の広い範囲で浸水が想定されるためです。
上流で降った大雨が数時間後に下流の長岡市に到達し、市内で雨が降っていなくても氾濫する恐れがあります。
▽早めの避難につながる 自ら情報収集を
最新の防災情報を確実に得るため、平時から情報源を確保しておきましょう。
・市公式LINE…友だち登録者全員に避難情報を配信。避難場所の位置・混雑状況がわかる地図やハザードマップなどにも簡単にアクセスできます。
・市防災X(旧Twitter)
・ながおかDメールプラス
<この記事についてアンケートにご協力ください。>