■今後の見通しについてまとめ
令和4年度は、水害で大きな影響を受けたものの、国からの財政措置や、頂いたたくさんの寄附金により、財政調整基金を取り崩さずに決算することができました。しかし災害復旧事業は現在も続いており、最終的な財政負担はいまだ完全には見込めていません。また、物価高騰で歳出が増加する半面、人口減少によって税収、交付税ともに減少するため、将来的には収支がマイナスとなり基金を取り崩す必要が出てきます。
この歳入と歳出のギャップを解消するためには、事業の見直し、効率化で歳出面での改善を図るほか、ふるさと納税制度を活用した寄附の促進や商工業振興を通じた村税の確保など、歳入面での取り組みも強化する必要があります。
なお、当村における歳入の約50%が国から交付される地方交付税であり、村税などの自主財源が乏しいため、国の予算、地方財政対策の動向等によって財政見通しは大きく変動します。今後も持続可能な財政運営のため、引き続き、事業の「選択と集中」を行うとともに、財政シミュレーションの見直しを行い、健全な財政運営に努めます。
◎令和4年度決算の概要及び財政シミュレーションは村のホームページに掲載しています。
【HP】http://www.vill.sekikawa.niigata.jp/
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■税金は国の法律で使い道が決まっているものがあります
※令和4年度決算から
◇入湯税[1,107万円]
入湯税は、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設、消防施設、観光施設の整備と、観光振興に要する費用に充てることを目的とした地方税です。
村では、観光施設や消防施設の整備、観光振興事業に充てています。
(単位:万円)
◇地方消費税(社会保障財源分)[7,263万円]
地方消費税交付金(社会保障財源分)は、社会保障施策に要する経費に充てることとされています。
(単位:万円)
※各事業に要する一般財源の比率に応じて按分して充当しています。
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