■「住み慣れた地域で、自分らしく最期まで生きる」〜人生の最期をどこで、誰と、どのように過ごしたいですか?
[人生会議]をご存じでしょうか?人生会議とは、もしものときのために、自分自身で考え、信頼する人たちと、繰り返し話し合い、共有しておくことをいいます。
いつかは、誰にでも訪れる死。死や死に至るまでの過程については、「縁起でもない」と家族や親せき、友人等と話すことはタブー視されてきました。しかし、認知症やその他の病気が進み人生の最終段階を迎えると、自分のことを自分で決めたり、自分の望みを家族や医療関係者に伝えることができなくなる事があります。そのため、元気なうちから、自分がそのような状況になったときに、どんな治療やケアを望むのかを家族や周囲の方に伝えておくことが大切です。
人生会議は、かしこまった場で行う必要はありません。例えば、地域包括支援センターが訪問したAさんは、自分の最期の治療の希望について手紙に書いていると実際の手紙を見せてくれました。また、Bさんは、娘が買ってきてくれたとエンディングノートを見せてくれ、これから記入してみたいと話しました。意見や希望が伝われば、どのような方法や手段でもよいと思います。
人生会議をするには気がひける、どうしたらよいかわからないと考えている方のために、もしバナゲームというゲームがあります。地域包括支援センターではもしバナゲームの出前講座を行っていますので、お気軽にご連絡ください。
また、人生の最期は自宅で過ごしたい、家で自分らしく死を迎えたい場合の相談先をご紹介します。
在宅の方は、かかりつけ医に在宅で療養したいという意思を伝え、訪問診療(医師が定期的・計画的に自宅を訪問する)を依頼できるか相談してください。入院中の方は、医療相談員や看護師に相談しましょう。在宅での療養のアドバイスや訪問診療をしてくれる医師のことについて相談にのってくれます。
介護認定を受けている方は、担当のケアマネジャーに相談し、訪問診療や必要な介護サービスを調整してもらいましょう。
問合せ:地域包括支援センター 役場庁舎内1階
【電話】64-1473
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