■佐藤 匠(たくみ)さん(高瀬)
今回は、新潟ガストロミーアワード若手シェフ部門30を受賞された高瀬温泉光兎の宿あらかわ荘の佐藤匠さんに話を聞きました。
(1)ガストロミーアワードを受賞した今のお気持ちは。
受賞して嬉しい気持ちはありますが、ほかの受賞者や審査員さんたちと話をする中で、まだまだ上には上がいて、厳しい世界だと感じています。
これで甘んじていてはいけない、身の引き締まる気持ちになりました。スタートラインにやっと立てたかな…、という気持ちです。
(2)料理の道に進むきっかけは。
実家が旅館なので、いずれは自分も継ぐだろうというぼんやりとした感覚で…。専門学校へ行って、1年で東京に出て…。ボロクソに叱られて、身も心も疲れ果て…。そんな中で出会った先輩、お客様との関係性とか、お客様を喜ばせる姿を見て、本気でこの道をやりたいという気持ちが出た…という感じです。
(3)これから、どんなふうに取り組んでいきますか。
まだまだ発展途上なので、自分のスタイルを見つけたいというのがひとつ。関川村の食材、恵まれた土地、米や酒、川魚や農産物などを世に知らせたい、1次産業のモチベーションが上がるのにつなげていくことに力を入れたい。
ここでしか食べられないもの、ここでしか体験できない価値観を、村全体で高めていけたらいいなと思っています。
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