■笑顔あふれる賑わいのある村づくりを
関川村長 加藤 弘
新年あけましておめでとうございます。
村民の皆様におかれては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、元旦に能登半島地震が発生し、その後も台風や豪雨などによる災害が全国各地を襲いました。
関川村では、令和4年8月豪雨で被災した公共施設等の復旧を2年の歳月をかけ進めて参りましたが、JR米坂線の復旧については、いまだその目処が立っていません。
多額の復旧費用に加え、復旧後の維持費・運営費の負担のあり方をどうするのかなどJR、県、沿線自治体で議論をしています。
今年こそは、問題解決の糸口を見出し、事態の打開を図って参りたいと考えています。昨年は、「大したもん蛇まつり」が二つの賞を受賞しました。
一つは、このまつりが羽越水害の教訓を伝承しているという評価から、国土交通省の「Nippon防災資産(優良認定)」に認定され、また、サントリー文化財団からは、全集落による大蛇パレードを長年にわたり続け、地域文化の発展に貢献したとして、「サントリー地域文化賞」をいただきました。
これまでこのまつりに関わってこられたすべての皆さん感謝申し上げます。
関川村発足70周年を迎えた昨年は、大したもん蛇まつりに併せ、八千代コースターなどの番組で関川村をPRしていただいたケビンスの山口コンボイさん(上土沢出身)など吉本興業の芸人さんによるお笑いステージを道の駅で開催し、山口さんには、これからもふるさと関川村を応援してもらおうと「ふるさと大使」をお願いしたところです。
本年は、70周年の記念事業の最後のイベントとして1月26日、村民会館で東京の劇団「アナログスイッチ」(主宰者、演出は、朴坂出身の佐藤さん)による演劇公演を実施します。
村内の空き家も毎年増えてきていますが、そんな中で、「みんなの捨てる家。」という興味深い演目での公演です。
入場無料(整理券必要)ですので、多くの皆さんのご来場をお待ちしています。
空き家の増加、少子高齢化、人口減少は、避けて通れませんが、そんな中でも、村民みんなの笑顔があふれる安心安全で賑わいのある村づくりに努めて参ります。
結びに、本年が皆様にとって良き年となりますように、皆様のご多幸を祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
■成長と結実の年に
関川村議会議長 小澤 仁
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
村民の皆さまにおかれましては、日頃より議会運営にご理解とご協力、そしてご指導を頂きまして誠にありがとうございます。
昨年は、元日に能登地方において大きな地震に見舞われ、災害で始まった1年でした。当地も令和4年8月に豪雨災害に襲われた経験が有り、心を痛めたことが記憶に新しく、一日も早い復旧を願うばかりであります。
今年は巳年です。十干十二支(じっかんじゅうにし)の乙・己年で60年に一度の成果の年周りで、「努力を重ね、物事を安定させていく」と言う意味を持つ年と聞いています。2025年は多くの人にとって成長と結実の時期になる可能性が高い、とされています。どうか村と村民の皆さまにとって「成長と結実の年」になりますよう心から願っております。
現在は、国も地方自治体も、長引く景気の低迷や少子高齢社会の到来などさまざまな課題に直面し、今まさに地域づくりそのものが大きく変化してきています。
村でも幾つもの課題に取り組んでいます。議会としても色々な形でアイデアを出し、政策の立案ができる議会運営を目指すことで、単に行政の追認機関だけではない、二元代表のあり方を模索する議会を目指したいと考えています。
我々、関川村議会は、一昨年7月に改選を迎え、8月1日より新たな議会としてスタートしました。3名の新しい議員が加わり、私も議長の重責を拝命し、身の引き締まる緊張感を持った一年五か月を過ごしてまいりました。変化を恐れず常に改善する議会を目指す所存です。
さて、関川村議会においては、昨年3月から取り組みを始めた「関川村議会基本条例」を、今年3月を目途に制定する予定でおります。この基本条令は、議会の目指すべき形であり、議員の活動の骨子として、議会と議員の指標を明文化する事によって、村民の皆さまにも、我々議員にも「議会の見える化」ができると考えています。詳しいことは、制定後にお知らせしたいと思います。
皆さまには議会への、これまで以上のご理解、ご支援、ご協力を心からお願い申し上げる次第であります。
結びに、本年が明るく希望の持てる年となりますとともに、皆さまのご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
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