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江戸の匠の技を今に伝える東京の伝統工芸品(4)

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東京都 クリエイティブ・コモンズ

■江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)
18世紀に京都で発祥したという「木目込人形」は、人形に衣裳を着せる「衣裳着人形」とは異なり、胴体に彫った溝に布地の端を埋め込む日本独自の技法です。埋め込むことを「きめこむ」とも言ったところから、木目込(きめこみ)人形と呼ばれるようになりました。

近年はキャラクターとのコラボの人形も人気!

▽筋彫り
貝殻を粉末にした胡粉(ごふん)を塗って素地を引き締めた胴体に、布を埋め込むための溝を彫っていく。

▽木目込み
溝にのりを入れ、ヘラを使い布を埋め込む。小じわが出ないよう、胴体に布地を着せ付ける。

▽面相描き
面相筆を使い、目、眉、口紅などを入れていく。人形の良しあしを決める大事な作業。

《豆知識》
木目込人形の多くはひな人形や五月人形。京都産の人形の顔がふくよかであるのに対して、東京産はやや細面で目鼻立ちがはっきりしているとも言われています。

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