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東京都エイズ予防月間 11月16日~12月15日

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東京都中央区

東京都では、WHO(世界保健機関)が「世界エイズデー」と定めた12月1日を中心とする1カ月間を「東京都エイズ予防月間」として、広く都民に対して啓発キャンペーンを実施します。
HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスのことをいいます。HIVが免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊することで免疫が低下し、さまざまな感染症や悪性腫瘍を発症した状態をエイズ(AIDS)といいます。
HIVに感染すると、2週間から6週間後に発熱、のどの痛みなど風邪やインフルエンザに似た症状を起こす場合がありますが、その後は体内の免疫により症状は消失してしまいます。しかし、HIVは体内で増殖しているため、HIVに感染したかを調べるためには検査を受けることが重要です。
令和4年中に国内で報告されたHIV感染者数は632件、感染に気付かずにエイズを発症して報告されたエイズ患者数は252件、合計は884件でした。1,000件程度で推移していた前年までと比べるとやや減少しましたが、依然として予断を許さない状況にあります。
中央区保健所では、毎月、匿名、無料でHIV検査を行っています。希望する方にはHIV検査に加え、性感染症(梅毒、淋菌(りんきん)感染症、性器クラミジア感染症)の検査も行っています。また、検査が受けられる都内保健所、検査・相談室を「東京都HIV検査情報Web」からご覧いただけます。
HIVに感染した場合も早期に発見し、適切な治療を受けることにより、エイズ発症を予防したり、遅らせたりすることができます。感染を早期に発見するため、検査を受けることは重要です。
HIVの主な感染経路は「性的感染」、「血液感染」、「母子感染」です。HIVは感染力の弱いウイルスなので、せき・くしゃみ、プール・お風呂、ハグ・軽いキスなどの日常的な生活での接触では感染しません。性的感染を防ぐためにも、コンドームを正しく使用することが大切です。
エイズについて正しい知識を持ち、感染を予防しましょう。

■世界エイズデー
WHOは、世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、12月1日を「世界エイズデー」と定め、エイズに関する啓発活動などの実施を提唱しました。
令和5年度のテーマは「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。UPDATE HIV!」です。

問合せ:中央区保健所健康推進課感染症対策担当
【電話】3541-5988

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