■令和4年度決算のあらまし
◇歳入・歳出とも90億円以上増加
翌年度へ繰り越す財源を差し引いた実質収支は64億円の黒字になりました。法律に基づき算定した健全化判断比率で見ても「健全」と言える状態でした。
(1)各会計別決算額
☆百万円単位で端数を四捨五入
☆介護保険の運営状況の概要は7ページをご覧ください。なお、国民健康保険の運営状況の概要は次号(12月5日号)でお知らせする予定です
(2)一般会計
☆億円単位で端数を四捨五入。パーセントは構成比、カッコ内は対前年度増減率
↓
1万円の使い道:歳出決算額を目的別にし、1万円に換算して多い順に並べました。
・子ども教育費…2,727円
・健康福祉費…2,182円
・総務費…1,037円
・まちづくり推進費…685円
・区民費…675円
・地域支えあい推進費…473円
・都市基盤費…437円
・環境費…331円
・公債費…80円
・議会費…58円
・企画費…39円
・その他…1,276円
(3)特別区債・基金(普通会計※)
(※)普通会計=一般会計と用地特別会計を合わせ、重複経費などを除いた、総務省の定める基準による統計上の会計方式
☆基金には介護給付費準備基金は含まれません
◇貯金が借金の3倍
特別区債は、いわゆる借金に、基金は、貯金に当たるものです。
区の普通会計の現在残高は、上表のとおりで、基金が昨年度末より103億円増えました。
区は「中野区財政状況の公表に関する条例」に基づき、毎年5月と11月に財政状況を公表しています。
今号では、令和4年度決算のあらましと令和5年度上半期の財政状況(予算執行状況など)についてお知らせします。
詳しくは、区HPまたは、区民活動センター、図書館、区役所4階区政資料センターにある「令和4年度主要施策の成果(決算説明資料)」、「中野区の財政白書(令和4年度決算の状況)」をご覧ください。
☆記事中の金額、割合は、原則として表示単位未満で四捨五入し、端数処理しています。このため、合計額などの数値は、表示している数値から算出した値とは異なる場合があります
■中野区土地開発公社の事業実績
☆百万円単位で端数を四捨五入
◇用地の取得
地区施設道路用地、防災まちづくり事業用地及び街路用地を取得しました(面積609平方メートル、取得額16億3,600万円)。
◇用地の処分
地区施設道路用地、防災まちづくり事業用地等を中野区に売却しました(面積677平方メートル、処分額11億2,600万円)。
◇借入金残高(3月末現在)
・中野区から26億8,900万円
・金融機関から32億9,700万円
■平和基金の運用状況と平和事業をお知らせします
◇今後は基金を取り崩して平和事業を運営
平和に関する事業の実施に必要な財源を確保する目的で設けた基金です。従来のような金利での運用が難しく、令和4年度から普通預金管理となったため、運用収益は942円でした。可能な限りの運用努力をしつつ今年度から基金を取り崩して平和事業を運営することとしました。
◇平和事業経費支出に158万円
平和基金の令和3年度の運用収益等で同4年度の経費を賄い、次の事業の実施に充てました。
平和のつどい:93万円
次世代向け事業:13万円
平和資料展示室運営:3万円
平和企画展示の実施など:49万円
問合せ:平和・人権・男女共同参画係/4階
【電話】3228-8229【FAX】3228-5476
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