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つながる ひろがる 中野の商店街

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東京都中野区

多種多様なお店が連なる商店街。地域のにぎわいの中心でもあり、人と人とのつながりが生まれる場所でもあります。
今号では、地域の特性を生かした商店街の取り組みをピックアップして紹介します。

■キャッチフレーズは「昔ながらの元気な商店街」 川島商店街
東京メトロ丸ノ内線中野新橋駅から徒歩10分程の川島通りに面した商店街。この通りは午後4時~7時は車両進入禁止なので、安心してお買い物ができます。

■商店街共有ブランド「モモゾノクラフト」で魅力を発信 桃園商店街(実業桃光会桃園商店街)
中野駅南口から徒歩約4分
レンガ坂を上った先が桃園通り

◇「モモゾノクラフト」って?
商店街の若手店主が中心となり、2021年2月に立ち上げた地域共通のブランド。「桃園の桃園にしかないモモゾノクラフト」を合言葉にオリジナルのロゴや桃のマークが入った商品を開発・販売。新型コロナの影響だけでなく、中野駅前の再開発に伴う人の流れの変化などを見据えて、商店街が一体となり魅力を発信する取り組みです。

・全長約500mの桃園通りを中心とした商店街
・共有ブランド商品の一例。異なる業種がそれぞれの得意分野で製作
・桃の果汁入りのオリジナルクラフトコーラは桃園地域の店舗でしか飲めない限定品(現在は販売停止中)
・桃を模したちょうちん。桃へのこだわりはここにも

◇蟻塚さん(桃園商店街副会長)
今は桃園商店街を中心とした地域ブランドですが、かつて桃園と呼ばれた周辺地域にも広げていきたいですね。また、桃園だけにこだわらず、中野全体にも広がっていく動きになれば、と夢が膨らみます

◇「古き良き」を生かし再び人とのつながりを
モモゾノクラフトの発起人でもある同商店街副会長の蟻塚さんのお話では「30年程前は、八百屋や肉屋、魚屋などが並ぶ活気のある通りでした。残念ながら、今は人の往来もだいぶ減ってしまいましたが、当時の良さが今なお残っている場所だと思います」とのこと。また、「新型コロナの影響で人とのつながりが薄れてしまいました。そんな時だからこそ、古き良き商店街を活性化させ、地域の人たちとつながるきっかけを作りたい。モモゾノクラフトの誕生には、そんな思いも込められています」と、教えてくれました。

■笑転街(しょうてんがい)de街おこし 野方商店街振興組合
西武新宿線野方駅を中心に大きく広がる五つの通りで構成

◇「笑い」で盛り上げる
「ジョークの貼り紙/エイプリルフールde街おこし」は、各店が趣向を凝らした冗談の貼り紙を掲出。見た人がくすっと笑えると評判に。今年で9回目となり、お店同士の連帯感が増した他、お笑い芸人の方や一般の方も参加するなど、ますます盛り上がっています。

・各店の力作は同商店街HPに掲載

◇「笑い」がテーマの催しは他にも
漫才や寸劇で防災や介護などを楽しく学べる「笑転街セミナー」や、安価で気軽に参加できる寄席などを定期的に開催。今年春には、商店街を探索しながら謎を解く体験型イベントも実施しました。

・古典から新作まで楽しめる落語寄席
・地域のシンボル野方笑い地蔵尊。「笑転街」はここから︎着想

◇榎本さん(野方商店街振興組合代表理事)
野方はぬくもりのあるまち。大型店がなく、対面で会話を楽しみながら買い物ができる商店街です

■空中ギャラリーで彩る中野の玄関口 中野サンモール商店街振興組合
中野駅北口前
アーケードが特徴

◇アーケードがギャラリーに
26年前に「お子さんの作品を飾ったらすてきだね」との声から始まった空中ギャラリー。400匹以上のこいのぼりを飾る「空中水族館」は、海外からの観光客にも大人気。お子さんの作品を楽しみに家族で訪れるみなさんも。

・個性豊かなこいのぼりは区内の小学生や幼児も制作に参加

◇学校や福祉団体とも連携
来た方に楽しんでもらいたいという思いで、さまざまなテーマを企画。空中ギャラリーへの出品は学校行事としても定着し、卒業制作として参加する学校も。近隣の福祉団体と共働した展示など連携の輪が広がっています。

・制作中の子どもたち。作品は額装して参加校に返還されます

◇本橋さん(中野サンモール商店街振興組合事務局長)
展示を楽しんで「また来ようね」と思ってもらえたらうれしいです。これからも地域の方に還元できる取り組みを広げていきたいですね

■お近くの商店街へ行ってみませんか~夏休みわくわくプレゼント
抽選で商品券が当たる中野区商店街連合会主催のイベントです。8月実施。詳しくは、参加商店街に掲示されるポスターをご覧ください。

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