人・想(おも)い・未来

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■中野サンプラザの再開発について
区長　酒井直人

「中野サンプラザのDNAを継承するシンボル拠点をつくる。駅周辺の回遊性を高め、にぎわいと交流に満ちたまちをつくる。」このコンセプトに基づき、これまで中野区役所と中野サンプラザを含む市街地再開発事業を進めてきました。
しかし、今年9月、野村不動産株式会社を代表とする施行予定者から、工事費が大幅に上がり、事業計画どおりに進めることが難しいとの報告を受けました。この工事費の大幅な値上がりについては、区が直接払うものではなく、施行予定者が収支をどう改善していくか検討するものです。
また、事業計画どおりに進められないと、現在の中野サンプラザの維持管理も課題となります。中野サンプラザの建物は、竣工から50年以上が経過し、施設更新の時期を迎えており、再び建物全体を使用する場合には改修工事に多額の費用が掛かることになります。
現在、施行予定者と今後について話し合っています。年内に施設計画の変更の方向性をお示しし、年度内には事業計画の見直し方針と今後のスケジュールを取りまとめるよう施行予定者に求めています。
新北口駅前広場整備や中野駅西側南北通路・橋上駅舎等整備などとあわせて中野駅周辺のまちづくりを進めることで、まちの回遊性の向上や誰もが安全・安心に過ごせるまちを実現していきます。
当面ですが、中野駅周辺のにぎわいを維持していくために、建物の広場部分など、建物一部の暫定活用については至急検討していきます。