■新庁舎移転、中野区政の新たなスタートへ
区長 酒井直人
令和3年3月に中野区基本構想が改定されて、3年が経過しました。中野に住むすべての人々や、このまちで働き、学び、活動する人々にとって、より豊かな暮らしを実現するための共通理念である「つながる はじまる なかの」。新型コロナウイルス感染症拡大の影響はあったものの、まちのにぎわいや人と人とのつながりは戻ってきており、基本構想で描く10年後のまちの姿に着実に近づいていると実感しています。
5月7日、中野区役所は新庁舎へ移転します。そして、昭和43年9月に竣工し、約50年以上続いた現庁舎は、中野駅周辺の再開発により、昨年閉館した中野サンプラザと同様に、幕を閉じることになります。
10年以上続いた区役所移転プロジェクトは一つの節目を迎え、新たなまちづくりに期待する一方、変わりゆくまちを支えているのは、昔も今も、人とのつながりや受容性だと思っています。
変わらない中野の良さをこれからも大切にしながら、新庁舎では、4つのない(迷わない、待たない、動かない、書かない)により、スムーズに手続きを済ますことができる「なかのスマート窓口」を開設します。また、新庁舎1階では、地域活動や文化・芸術など、区民のみなさんが共創する場としての活用を図っていきます。
新庁舎を「つながる はじまる なかの」の理念を実現するための新たな拠点としていきます。
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