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教育委員会だより

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島根県西ノ島町

◆中学3年生が「総合的な学習の時間」で企画したイベントを行いました!
(土曜よろず朝市・しまっこ広場)

◇土曜よろず朝市
1月13日(土)、幅広い世代や普段来れない人にも来場してもらうため、朝市に加えて夜市を開催しました。
中学生が朝市ではぜんざいのふるまいや肩もみを、夜市ではゲーム大会やわがとこニュース上映会などを行いました。たくさんの地域の方が来てくださり、どちらも大盛況でした。

◇しまっこ広場
1月13日(土)にもちつきを、20日(土)にスタンプラリーを、小学生対象に行いました。
もちつきでは、地域の方とついたもちを、ぜんざいときな粉もちでいただきました。
スタンプラリーは中央公民館内にクイズやミニゲームを設置し、クリアするごとにスタンプを集めました。2日間で、のべ42名の参加があり「楽しかった」という声が聞けました。
企画にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

◆ストレッチ教室(全3回)
1月20日、2月3日と7日に、若者宿の研修室にて、島前病院管理栄養士でバレエ講師でもある朝鍋けいとさんを講師に招き、ストレッチ教室を開催しました。
家に籠りがちになる冬季に楽しく参加できるようにと開催したところ、3日間で、のべ36名の参加者がありました。「講師が明るく、皆で楽しめた」「身体が温まった」「ダイエット効果がありそうで家でも続けたい」等の感想が寄せられ、性別や年代を問わず楽しみながら活動できる場となりました。

■わがとこ文化財
~逸話からの隠岐国西ノ島について~(歴史)
松江藩七代藩主松平治郷(はるさと)は、その号「不昧(ふまい)」の名で有名である。茶人として有名で、茶道具も収集していた。その中に「*1 油屋肩衝(かたつきあぶらや)」という茶入があった。不昧は、この茶入を1500両(今のお金で約1億9000万円)で購入したが、歴代の所有者は、豊臣秀吉、徳川秀忠等、錚々(そうそう)たる人物であった。
ある日、薩摩侯が不昧に「江戸の将軍がこの油屋肩衝を所望したら、どうするか」と聞いたところ「将軍の命はもちろん断ることはできないが、隠岐一国ほどはもらいたい」と答えたという。
その頃(江戸時代後期)の隠岐国は、幕府の直轄地である天領だった。隠岐国は大名を置くほどの規模ではなく、天領にして最寄りの親藩(しんぱん)大名松江藩松平氏に管理させる形(預け地の形)をとった。不昧はその預け地である隠岐国を欲しがったのであろうか。
当時の隠岐国には、島後に「郡代」「代官」が1名ずつ、島前には、「代官」が1名別府にいて、2年ごとに交替して統治していたようである。
江戸時代後期の隠岐国西ノ島の統治について少しだけ述べてみました。当時の島前別府代官名など、詳しくは「黒木村誌 *2」をご覧ください。

*1 油屋肩衝は、この4月19日から島根県立美術館で見ることができます。
*2 黒木村誌は、コミュニティ図書館いかあ屋で貸し出しをしています。

西ノ島町文化財保護審議委員
東 保

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