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アスタのSėkmėsスパイス!第16回

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東京都八丈町

Sėkmės(セクメース)は「幸運の」という意味

Labas!ラバス!国際交流員のアスタです。
八丈島にはお酒好きな方がたくさんいるようですね。実はリトアニアにもお酒好きが大勢います。
でも、日本とリトアニアでは飲み会をする場所や、作法など違いが多くあります。今回はリトアニアの飲み会文化について、紹介します!
まずリトアニアには居酒屋がありません。アルコールを飲む場所は、レストランやバー、または自宅です。一緒に飲む相手も、職場の同僚とではなく、主に友達と一緒に楽しんでいます。
良く飲まれるお酒は、昔から貴族が飲んでいた蜂蜜を原料とするミード(アルコール分10~16%)、そしてライ麦を使ったビールに似た褐色の清涼飲料水のギラ(アルコール分0.5%)がビール、ワイン、リキュール、スピリッツに並んで人気です。日本ではお酒を注文したら、ロック、炭酸、水割りですかと聞かれますが、リトアニアでは飲み物にもよりますが、基本的にすべてがストレートで飲まれています。代表的なおつまみと言えば、揚げた黒パンにガーリックやチーズを乗せたもの、そのほかはナッツ、サラミやパンチップ(ポテトチップのようなパンで作られたチップ)が大人気です。
他にもリトアニア人の飲み会ではこんな習慣があります!

1.家で飲む時は「アルコールは一人ではなくみんなで飲むもの」、自分のグラスに自分では注がない
お酒を注ぐ時は自分のグラスではなく、皆のグラスを把握して、空っぽになったら注ぎます。他の人も同じことをして、お互いがお互いのグラスを担当します。自分でグラスに注ごうとしたら、相当(一人で)お酒を飲みたい、あるいは人がちゃんと見てくれていないという意味合いがあるから注意です!

2.乾杯の言葉は「イースヴェイカーター」(į sveikatą「あなたの健康のために」)
加えて、リトアニア人は乾杯の時にスピーチをすることが大好きです!特に祝い事があったらノリノリになって一晩に「今年も健康であるように!」「これからもたくさんの素敵な出会いがありますように!」「今後うまくいきますように!」など何回も乾杯をします。

3.自分の限界はしっかり伝える
「飲み物、食べ物にいつも恵まれますように」という考え方はリトアニア人のおもてなしです。だから、「もういい」と言わない限り、アルコールが注ぎ続けられます。そして、たくさん遠慮することもリトアニア人の特徴なので、「本当は飲みたいけど遠慮している」と思われる可能性が高いため、強く、何回も「私はもう限界です」と伝えることが大事です。一緒に楽しく時間を過ごすために、自分の限界を知って、それを他人に知らせることが重要です。

新型コロナウイルス感染症の影響で、八丈島の飲み会に参加する機会があまりありませんでしたが、八丈島、日本の飲み会文化はどんな感じなんでしょうか?ぜひ体験してみたいです!
またね。IKI!

町ホームページでAstaの日記を更新しています。
ぜひ見てください!

問い合わせ:企画財政課企画情報係
【電話】2-1120

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