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アスタのSėkmėsスパイス!第17回

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東京都八丈町

Sėkmės(セクメース)は「幸運の」という意味

Labas!ラバス!国際交流員のアスタです。
皆さん黄八丈を着たことありますか?なかなか普段買わない物で、島でも着ている人をあまり見かけませんね。私はミス八丈島の仕事のおかげで黄八丈をよく着ていますが、実は国際交流員の仕事でリトアニアの民族衣装もたまに着ています。島とリトアニアの伝統的な服を着て面白い発見がいくつかありました!
黄八丈とリトアニアの民族衣装は昔の人が着ていた服だという共通点がありながら、人が住んでいた環境が違って、服の見た目も全然違います。簡単に言うと黄八丈は3色を使った主に黄色い着物、リトアニアの伝統的な服は形が他の北欧、ヨーロッパ(ドイツ、ノルウェなど)の国に似ていて、綿密な刺繍や装飾の特徴がある衣装です。
黄八丈を着るには私はだいたい1時間かかり、色々な所を結んだり、引っ張ったり、調整したりしながらよく頭を使って、着物を着ています。たまに1つの布で「着物」という折り紙を作っているのではないかと感じることもあります。着付けが出来上がったら、自分の仕草と動きも変わって、まるで優雅な昔の大名の娘になったと想像します。一方、リトアニアの民族衣装を着るにはたいてい25分間かかります。大きな違いは自分で形を作る必要がなくて、そのまま着れば大丈夫です。しかし、着る枚数が多くて、最低限6個(シャツ、スカート、エプロン、ベスト、帽子、靴)があり、全部を着終わったら体重が約5キロも増えます!最後に着る帽子は「王冠」、リトアニア語でkarūna(カルーナ)と呼ばれていて、王冠を頭にかぶると自分が元気な王女になったと想像して自信を持って動きます。
リトアニアの伝統的な服はだいたい20万円して、誰でも持っているものではありません。そして黄八丈と同じように日常生活ではあまり着られていない服です。しかし、国家的な祝典、とても人気がある伝統文化のイベントなどは民族衣装が輝く場所となります。リトアニアの伝統的な文化に関するイベントで演奏する音楽家、歌手やダンサーたちは衣装を着て演奏します。4年に1度開催される「リトアニア歌謡と舞踏の祭典」はユネスコ世界無形文化遺産に登録され、踊りと歌だけではなく、1カ所でリトアニアの4つの地域の独特な民族衣装を見られる機会にもなります!
黄八丈とリトアニアの民族衣装を着ることで色々なことを学ぶきっかけになりました。リトアニア人にとって民族衣装がリトアニアを代表する、祖先から引き継がれた大事なものの1つで、愛されている衣装です。黄八丈も昔から現在に至る八丈島の宝物の1つですね。それぞれの衣装が違う特徴があって、私は両方とも好きです!
またね。IKI!

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問い合わせ:企画財政課企画情報係
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