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自治体の皆さまへ

認知症とともに、自分らしく暮らし続けるために 認知症コラムNo.9

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東京都八丈町

認知症は誰にでも発症する可能性のある病気です。認知症について正しく理解し、地域ぐるみであたたかく見守り、認知症の方やその家族を支えましょう。

■季節の変わり目「木の芽時(コノメドキ)」
3月から4月にかけての季節を「木の芽時(コノメドキ)」というのをご存じでしょうか?
春の陽気を感じるこの季節になんだかいつもより体の疲れや心の不調を感じることはありませんか?昔からこの時期は「身体的・精神的に一番バランスを崩しやすい時季」と言われています。
理由のひとつは春の安定しない気候(気温の差)が、自律神経の乱れを引き起こし精神的に不安定になってしまいます。

■いつもよりそわそわして落ち着かない
この時季は認知症の方にも体の不調が現れることがあります。
「なぜか落ち着かない」「いつもよりそわそわしている」「怒りっぽい」「イライラしている」「歩き回る」「トイレの回数が増える」など認知症の行動・心理症状が悪化したり、不定愁訴が多く見られます。
また、元気そうに見えても気分の落ち込みなどうつ状態に陥る人が現れたりします。

■心のバランスを保つ秘訣
1.生活リズムを正しく
規則正しい生活を心がける。日光浴もストレス解消に効果的。「幸せホルモン」を増やして不安解消!

2.食事内容を見直す
偏食を避け、旬のものを選びながら栄養バランスの良い食事で食べる楽しみもふくらみます。

3.運動と休養のメリハリを
軽めの運動をゆっくり長く続けるのがポイント(ウォーキングやヨガなど有酸素運動が効果的)。
もうひとつ大切なことは休養。ときには何もしない時間をつくりましょう。

4.気候の変化に対応する
その日の天気予報を参考にしながら着脱しやすい服装を選びましょう。

高齢福祉係(地域包括支援センター)では電話や訪問による「もの忘れ・認知症相談」を行っています。もの忘れや認知症のこと以外でも、介護のことで聞いて欲しいなどお気軽にご相談ください。

問い合わせ:福祉健康課高齢福祉係(地域包括支援センター)
【電話】9-5670

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