42回目となる今年の小笠原親善訪問は、八丈町町制施行70周年記念事業訪問団団長として、6月20日から25日までの6日間、109名の参加者と行ってきました。
昨年のおがさわら丸寄港の際は大雨で、びしょ濡れになりながらの乗船でしたが、今年は雨が降ることなく乗船することができました。
例年同様、往路の船上では「青龍丸戦没者追悼式」を行いました。第二次世界大戦中、潜水艦の攻撃を受けた輸送船「青龍丸」に乗船し、犠牲となった八丈島民57名のご冥福をお祈りしました。
父島二見港の入港時は晴天に恵まれ、小笠原村役場職員の方をはじめ多くの住民の皆さんにお出迎えいただきました。その日の夜は、二見港船客待合所において歓迎交流会を開いていただき、会場には訪問団の皆さんも大勢参加され、小笠原の郷土芸能である南洋踊りや郷土料理と小笠原の魅力を堪能しました。
歓迎交流会終了後、町議会議員は村議会議員と、私と町職員は村⻑、副村⻑、村職員との懇親会に参加し交流を深めました。
翌日は、海上視察に参加しました。小笠原諸島では、世界自然遺産の登録以降、外来動植物を持ち込ませない取り組みなど、財産である自然の保護が徹底されており、ルールの目的や重要性が訪れる観光客の方に浸透しています。
夜は父島返還祭に参加し、3日目は母島に渡り島内視察と母島の返還祭に参加しました。返還祭でも小笠原の郷土芸能に触れるとともに、町からも八丈太鼓を披露し、島民同士の交流が一層深まりました。
今回の視察でも新たな発見があり、小笠原村の様々な取り組みを、町の振興の参考としたいと思います。
今後も、小笠原村との友好都市交流事業を継続し、相互の親善、交流を図っていきますので、来年の親善訪問も多くの皆さんのご参加をお願いします。
終わりに、滞在期間中にお世話になりました、渋谷正昭小笠原村長をはじめ、小笠原の皆さんに感謝申し上げます。
また来年もお会いしましょう。
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