■我がまち八王子のさらなる発展を願い
八王子市長 石森孝志(たかゆき)
一月の任期満了に伴い、市長の職を退くことといたしました。私の政治の原点である郷土愛を胸に、生まれ育ったこのまちで、市民の皆さんのご信託を受け、市政の先頭に立ってまちづくりに邁進した12年間を振り返ると、感無量です。
真の多摩のリーディングシティ実現を目指し「攻めのまちづくり」を政治信条に市長に就任し、真っ先に取り組んだのが「中核市への移行」です。都から移譲された権限を活かし、本市の特性に合った市民主体の施策を展開してまいりました。
そして、活力ある魅力あふれるまちづくりには、市民の皆さんと行政が力を合わせる「協働」が重要であるとの思いから、地域で活動する各団体との協力関係を深めることに注力してまいりました。多くの事業が「市民力・地域力」に支えられ、人と人とのつながりが育まれ続けていることは、本市の誇るべき財産であると思っています。
また、「子育てしやすいまちナンバーワン」を目指し、子ども・若者の育成や子育て世代への支援も拡充してまいりました。私たち大人世代が未来の主役の成長を見守り支えることで、地域コミュニティがより豊かになる、そんな好循環を生み出すことができると確信しています。
コロナ禍などの難局にも市一丸となって対応することができたのは、ひとえに、市民の皆さんのご理解とご協力があったからこそであり、改めて感謝申しあげます。これからも、我がまち八王子がさらなる発展を続け、一人ひとりが望むみちをワクワクしながらあるけるまちになることを心から願っております。
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