歴史的なつながりや市民交流などをきっかけに、自治体同士で盟約を結ぶ「姉妹都市」。
八王子市と苫小牧市と日光市は、姉妹都市盟約50周年を迎えました。
■交流の架け橋となった八王子千人同心
北海道苫小牧(とまこまい)市、栃木県日光市とのつながりは、江戸時代まで遡ります。きっかけは、両市で活躍した「八王子千人同心」でした。
幕末、開拓と警備のために北海道へ渡った千人同心。厳しい自然条件などにより、活動は数年で終了したものの、現在の苫小牧市の礎となりました。一方、日光市では日光東照宮の防火と警備を勤め、戊辰(ぼしん)戦争の戦火から東照宮を守りました。両市には千人同心の功績を称える碑が建立されており、冥福を祈る慰霊祭も行われています。
こうした縁から、苫小牧市とは昭和48年(1973年)に、日光市とは昭和49年(1974年)に姉妹都市の盟約を締結。以来、各市で行われるイベントへの参加や子どもたちによる学校訪問、特産品を使った給食の提供など、さまざまな交流を通じて絆を深めています。
■記念イベントを開催
11月17日、盟約締結50周年を記念したイベント「三都絆祭(さんときずなさい)」を開催します。三都市の伝統芸能が一堂に会するステージイベントのほか、グルメや体験型ブースが目白押し。多くの方がつないできた三都市の絆を感じてみませんか。
問合せ:秘書課
【電話】620・7345【FAX】626・2663
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