八王子市長
初宿(しやけ)和夫
■心をつなぐ看護の誓い
令和6年のカレンダーが残り少なくなりました。今月は、地球温暖化防止月間です。寒冷、木枯、新雪など寒さを感じる季語が並ぶ師走。冬日向の季語のように暖かく過ごすための工夫を本紙12頁に紹介しております。ご活用いただければ幸いです。
さて、先月2日に八王子市立看護専門学校の戴帽式に出席しました。当校の戴帽式は、看護師という職業人になるための努力と、先輩たちが築き上げてきた「人間を尊重する看護の心」を引き継ぐことを、ろうそくの火を通して自分自身と参列者の皆様に誓うものです。現在、医療人材の確保と定着が課題の一つとなっていますが、戴帽生の姿に心強く思い、一人ひとりに心からのエールを送りました。
先日は、骨髄移植と命をテーマにした映画上映会がありました。上映後に、自身の白血病治療で骨髄移植手術を受けた主演俳優とのトークイベントがあり、骨髄提供した私の経験を話す機会に恵まれました。尋ねられたドナー登録の理由について、マザーテレサの「私たちは大きなことはできません。小さなことを大きな愛を持って行うだけです。」という言葉を紹介しました。これは私にとって大切にしている言葉です。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>