八王子市長 初宿(しやけ)和夫
■「防災の日」を機に家庭での備えを
今月1日は「防災の日」です。大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災に因んだもので、地震をはじめ、台風や津波といった自然災害についての認識を深め、災害に備えて心構えを持つために国が制定しました。先月8日の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震は記憶に新しいと思います。9月1日を中心として防災啓発活動など、様々な行事が実施されていますので、御参加ください。
日本全国で猛威を振るった「平成20年8月末豪雨」を御記憶の方々も多いと思います。当時の8月28日夜から29日未明にかけて、八王子市を襲った集中豪雨は、市内に大きな被害を与え、自然の恐ろしさを再認識させられるものでした。本紙も防災関係の特集を組みましたので、この機会に改めて御家庭での防災備蓄品の点検や避難経路などの御確認をいただけますようお願いいたします。
さて、8月28日から開催のパリ2024パラリンピック競技大会に、八王子市在住の宮嶋(みやじま)志帆(しほ)さんが、パラカヌー・カヤックL2クラスの日本代表として出場します。大会ごとに人々の関心が高まるパラリンピック大会は、多くの感動や気付きなどを得る貴重な機会と思っています。宮嶋選手が、この舞台のために積み重ねてこられた成果を存分に発揮し、御活躍されることを願っております。
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