8月8日、日向灘を震源とする地震が発生し、宮崎県では震度6弱を観測しました。地震発生後には、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」も発表されました。地震や台風などの自然災害はいつ発生するかわかりません。「防災の日」をきっかけに、家族で避難先や避難ルートを話し合うなど、いざという時のために今できる備えをしておきましょう。
・災害時の緊急情報を「防災情報メール」で発信中。登録方法は本紙の二次元コードから。
■持ち出し品を用意
いざという時に慌てないためにも、最低3日分を目安に食料や飲料水などを備蓄するほか、懐中電灯やラジオ、簡易トイレなどの防災グッズを準備しておきましょう。
■家具などの転倒・落下防止対策を
地震負傷者の30~50%は家具類の転倒・落下・移動が原因です。家具類の下敷きにならないよう配置の見直しや、器具による転倒・落下・移動防止対策などを行い、ケガのリスクを低くしましょう。
・軽いものを上に、重いものを下に
・つっぱり棒やL字金具で固定
・キャスター付きの家具はロック
・ガラスには飛散防止フィルムを
■地震発生時に注意したい5つのポイント
1 自分や家族の身の安全確保を
大きな揺れは長くても数十秒。机の下に身を隠したり、枕や布団などで頭を保護したりするなど、まずは命を守りましょう。
2 揺れが収まったら火の始末を
揺れが収まったら、落ち着いて火の始末をしましょう。小さな地震の時から、火を消す習慣を。
3 外に出る際は周囲の安全確認を
落下物やガラス片などがないか、周囲の状況を確かめてから外に出ましょう。ブロック塀は崩れる危険があるので近づかない。
4 ドアを開け、出口の確保を
特にマンションなどの集合住宅ではドアが変形して閉じ込められる危険性も。お風呂やトイレに入っている際も、すぐにドアを開けて出口を確保しましょう。
5 デマに注意し、正しい情報で行動を
SNS上では、誤った情報が伝えられることも。市や消防・警察、報道機関などから正しい情報を得るようにしましょう。
問合せ:防災課
【電話】620・7207【FAX】626・1271
◆ケガの治療は緊急医療救護所で
災害発生時は、右表の病院などの近くに緊急医療救護所を開設し、軽症者の応急手当を行います(開設場所は被害状況により決定)。
問合せ:健康医療政策課
【電話】620・7292【FAX】621・0279
◆水害・土砂災害への対策も忘れずに
これからの時季は、毎年各地で大きな被害をもたらす台風に要注意。また、ゲリラ豪雨や線状降水帯による集中豪雨にも警戒が必要です。総合防災ガイドブック(本紙の二次元コード)を活用し、土砂災害(特別)警戒区域や浸水想定(予想)区域などを把握しておきましょう。
◆災害ボランティアセンター 運営訓練の参加者を募集
復旧・復興活動を担う災害ボランティアとして基本的な知識を学び、体験します。
日時:9月28日(土)午後1時~3時30分
会場:恩方老人憩の家
定員:30名(先着順)
申し込み:本紙の二次元コードから
問い合わせ:ボランティアセンター
【電話】648・5776【FAX】648・6332
◆被災時の支援情報
▽大規模災害時は「り災証明書」を発行
住宅の被害の程度を証明する「り災証明書」。生活再建支援金の受給や、応急仮設住宅への入居などの公的支援を受ける際に必要です。
大規模災害の発生後は、被災者からの申請に基づいて被害の認定調査や証明書の発行を行います。申請方法など、詳しくは市のホームページ(本紙の二次元コード)からご覧ください。
問合せ:税制課
【電話】620・7396【FAX】627・5918
▽被災した家屋の固定資産税などを減免
災害で被害を受けた家屋は、被害の程度により固定資産税や都市計画税が減免される場合があります(雨どいや窓ガラスなどの軽微な破損を除く)。減免の対象は、申請を受け付けた日以降に到来する納期限の分です。申請方法など、詳しくは資産税課までお問い合わせください。
問合せ:資産税課
【電話】620・7356【FAX】620・7493
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