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特集 八王子消防記念会 受け継がれる町火消の伝統

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東京都八王子市

作業唄として唄われた「木遣(きやり)」や卓越した腕力を要する「纏(まとい)振り」、4間(けん)(7.2m)のはしごの上での妙技───鳶(とび)職を中心とした八王子消防記念会は、消防の歴史と文化を継承しています。
江戸時代から、家屋の建築や町内の冠婚葬祭などを仕切るほか、火事の際は消火活動を行うなど、さまざまな役割を担ってきた鳶職。当時は延焼を防ぐために周囲の家屋を取り壊す「破壊消防」という消火方法が用いられていたことから、建築物に関して豊富な知識を持つ鳶職が「町火消」の中心となって活躍してきました。その後、明治時代には消防組の全国統一が行われ、八王子でも8組の官設消防組が誕生。これらの消防組を前身とし、昭和32年(1957年)に八王子消防記念会が結成されました。現在は消防の文化を継承する団体として、45名の会員が町火消の象徴である半纏(はんてん)に身を包み、地域のさまざまな行事で「木遣」や「纏(まとい)振り」、「はしご乗り」の技を披露しています。
今号では、受け継いだ町火消の伝統を未来へと繋いでいく人々の姿に迫ります。

問合せ:文化財課
【電話】620・7265【FAX】626・8554

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