八王子消防記念会が継承してきた伝統の「木遣」や「纏振り」、「はしご乗り」について解説していただきました。
■木遣
作業唄として人々の呼吸を合わせるために唄われてきた木遣。おめでたい歌詞の唄も多く、祭礼行列の先導や結婚式などの祝儀の入場でも唄われます。「真鶴(まなづる)」「梃子(てこ)(手古)」「棒車(ぼうぐるま)」は唄われる機会の多い曲です。
■纏振り
町火消のシンボルである纏。重さ約20kgの纏には、組ごとに異なる装飾が施されています。木遣の声とともに旗印を操る纏振りで消防人の心意気を示します。
■はしご乗り
火事の場所を見るために、鳶職がはしごに乗ったのが始まりと言われています。はしごは13本の鳶口に支えられており、先端部分である灰吹(はいふき)などを使い、数々の技を繰り広げます。
▽自分たちの手で組み上げるはしご
はしごは、同会の会員が毎年自分たちの手で作り上げています。丁寧な作業により完成したはしごは、新年の出初式などで使用されます。
◆動画でも楽しめる! 八王子消防記念会の勇姿
市のさまざまなイベントで披露されている木遣やはしご乗り。その勇姿は、市公式YouTubeチャンネルでも公開しています。本紙の二次元コードからご覧ください。
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