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自治体の皆さまへ

いきいきライフ

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静岡県富士宮市

このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします

■人との関わりが苦手な人こだわりが強い人
ーあなたの周りにもいませんかー
・同じ言葉を繰り返す
・自分の気持ちを伝えられない
・冗談が通じない
・大きな音でパニックを起こす
・特定の物に強い関心やこだわりがある
・独り言が多い
・一方的に話し続ける

■自閉(じへい)スペクトラム症(しょう)
自閉スペクトラム症は、「他の人との関わりが苦手」「特定の物や行動に強い関心・こだわりがある」など、行動面や精神面に特性がある障がいです。
子どもの20~50人に1人が自閉スペクトラム症と診断されています。その特性は、2~3歳頃から目立ち始め、早ければ1歳半の乳幼児健診で指摘されることがあります。
人によって、特性や症状の現れ方、生活への支障の程度は異なります。
親のしつけや育て方、本人の性格に関係なく、生まれつきの脳機能の異常によって引き起こされるため、完治することはありません。
しかし、早期に発見し、適切な支援や療育を受けることで、症状の改善が期待できます。

◇子どもの頃に現れる行動や特性

■こんなときどうする?接し方のポイント
自閉スペクトラム症の人は、「得意なこと・できること」と「苦手なこと・できないこと」がはっきりしています。興味のあることに対しては、高い集中力や記憶力を発揮することもあります。
家族や周りの人が、その特性を正しく理解し、その人に合った環境を整えたり、サポートや対応をすることで、社会生活をスムーズに送りやすくなります。

◇言葉で説明しても伝わらない・時間を守るのが苦手
短い文で「なにを」「いつまで」「どれくらい」を具体的な言葉で一つずつ伝えます。文字やイラスト、写真、予定表などを使うと、イメージしやすくなります。

◇変更や変化に対してすぐに対応できない・複数の作業を同時に進められない
急に予定やルールを変更することを避けます。やむを得ずルールを変更するときは、本人が納得できるように事前に説明します。

◇状況を理解したり、表情から相手の気持ちを察することができない
決まりごとやルール、感情を身振りや手振りなどの動作を交えて伝えます。

◇人混みや大きな音、光、特定の服などの刺激に敏感に反応する
静かな場所に移動したり、苦手なものをできるだけ取り除くなど、刺激から遠ざけ、安心して過ごせる環境を整えます。

■心配や不安のある人・思い当たる人は一人で悩まず相談を
自閉スペクトラム症の人が、周りに理解されずに孤立してしまうと、生きづらさを感じ、引きこもりやうつ病になったり、さらには、パニック障がいや対人恐怖症を引き起こすこともあります。
知的な発達の遅れがない場合は、「人と上手に付き合えない」「急な予定が入るとパニックになる」など、日常生活で感じる生きづらさによって、大人になってから気付く人も増えています。
早期に発見し、適切な支援や、関わり方のアドバイスを受けることは、本人はもちろん家族や周りの人の困りごとの解決にもつながります。
心配や不安のある人、思い当たる人は、一人で悩まず、できるだけ早く専門の窓口へ相談してください。

◇障がい療育支援課
場所:市役所1階

問合せ:
【電話】22-1145(平日8:30~17:15)【FAX】22-1251

◇療育支援センターこあら
就学前の子どもの発達で、気になることがあるときは、気軽に相談してください。事前に連絡してください。
場所:元城町1番2号

問合せ:
【電話】22-6868(平日8:30~17:00)【E-mail】ryoiku@city.fujinomiya.lg.jp

◇社会福祉法人 富士宮市社会福祉協議会
場所:宮原7-1

問合せ:
【電話】22-0766(平日9:00~17:00)

◇社会福祉法人 富士厚生会 障がい者福祉センター小泉
場所:小泉1854-3※大人のみ

問合せ:
【電話】21-3400(平日9:00~17:30)

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