いきいきライフ

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このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします

■病気や事故のあと、突然、性格が変わった人　できていたことができない人　あなたの周りにいませんか?
◇突然、性格が変わった
・すぐに怒る
・周囲とのトラブルが多い
・自分の意見を曲げない
・こだわりが強い
・やる気がない
・すぐに泣く

◇できていたことができない
・段取りが悪い
・物忘れをする
・話を理解できない
・家族の顔がわからない
・道具の使い方がわからない
・勉強や仕事に集中できない

■高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)
高次脳機能障害は、病気や交通事故などによって、脳の一部がダメージを受けることで、「覚える」「考える」「判断する」などの機能が失われた状態を言います。
発症すると、注意力や記憶力、感情のコントロールなどに問題が生じ、日常生活や社会生活を送ることが難しくなる場合があります。ダメージを受けた脳の場所や程度によって、症状は異なります。
外見に現れにくく、病気や事故の数年後に発症することもあるため、本人も周りの人も気付くまでに時間がかかることが多いのが特徴です。
早期に発見し、その人に合った治療やリハビリをすることで、進行を遅らせたり、症状の回復を期待することができます。
高次脳機能障害の人は、全国で約50万人いると言われています。
家族や周りの人が、病気を正しく理解し、その人に合わせたサポートをすることが大切です。

■こんなとき、どうする?
1　約束を忘れる・同じことを何度も言う
[本人の状態]少し前の記憶を思い出せない。新しいことを覚えられない。
◇対応のヒント
・スケジュール帳やメモ帳などを使い、行動を自分で確認させる。
・物の収納場所を決める。
・伝えたことを理解できているか、確認する。

2　ミスが多い・二つの作業を同時に進められない
[本人の状態]意識を集中させることができない。疲れやすく、長時間作業できない。
◇対応のヒント
・テレビやラジオを消すなど、静かな場所で作業する。
・作業は一つずつ順番に取り組む。
・時間に余裕を持って、計画を立てる。

3　指示がないと、なにもできない
[本人の状態]計画や段取り、優先順位を決められない。
◇対応のヒント
・「いつ・どこで・だれが・なにを・どのように」を具体的に示す。
・作業の手順をパターン化し、自分で確認させる。
・質問しやすいように、声を掛ける。

4　すぐに怒る・やる気がない
[本人の状態]場面や状況に合わせて、感情をコントロールできない。
◇対応のヒント
・話題を変えて、関心をそらす。
・興奮している時は、落ち着くまで待つ。
・無理に説得したり、否定しない。
・原因と解決策を一緒に考える。

■気になること・困っていることがある場合はできるだけ早く相談を
利用できる制度や福祉サービスを紹介します。
・障がい療育支援課
場所：市役所1階
【電話】22-1145

・社会福祉法人　富士宮市社会福祉協議会
場所：宮原7-1
【電話】22-0766(平日9：00～17：00)

・障がい者福祉センター小泉
場所：小泉1854-3
【電話】21-3400(平日9：00～17：30)