ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、特に冬季に流行し、集団発生につながることもあります。特徴を知り、しっかり予防しましょう。
■特徴
人の腸管内でのみ増殖し、症状が出なくても便に大量のウイルスを排出し、少量でもウイルスが体内に入ると感染・発病する
■症状
感染すると1~2日の潜伏期間を経て、突発的に吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状が現れる
■感染経路
ノロウイルスに汚染された食品(二枚貝など)や飲料水を生または加熱不十分の状態で摂取するほか、手洗いが不十分な状態で調理され、手指を介して汚染された食品を食べる
■予防と対策
・石けんをよく泡立てて手をこすり洗いし、汚れと一緒にウイルスを洗い流す。日頃から正しい手洗いを心がけ、食品を扱う前やトイレの後は必ず手を洗う
・手が荒れている場合は、ハンドクリームなどで手を保湿する
・中心温度が85℃~90℃で90秒以上の加熱調理で感染性はなくなると言われている。特に二枚貝は中心部まで十分な加熱をする
・感染者が室内で嘔吐した場合は、0.1%に希釈した次亜塩素酸ナトリウム溶液で拭きとり、十分な換気をする
問合せ:生活衛生課食品監視指導係神田地区
【電話】03-5211-8168、麹町地区【電話】03-5211-8169
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