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[NEWSまちみらい]がんばる中小企業 応援リレーコラム

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(連載)
■第1回
従業員の健康維持をおろそかにしていませんか?[概要版]
中小企業診断士 小田原 正佳(おだはら まさよし)

1.健康経営に取り組む意義
従業員の方々が皆生き生きと元気に業務に取り組んでくれることが、生産性向上につながり業績も向上すると定義されています。一方で、急な体の病気やストレスから心の病気などになってしまうと、業務に大きな影響が出ることも考えられます。もはや、従業員の健康維持は経営戦略の一つと言っても過言ではありません。

2.健康経営への取り組み方
以下に取り組み方の参考例をご紹介します。

(1)経営トップによるメッセージ
会社を代表するトップ自らが先頭に立ち、従業員に対して健康経営への取り組みの重要性・目的を発信していくことが求められます。

(2)社内推進体制
[1]専門部署
健康経営を実行していくためには専門的に取り組む部署があることが望ましいです。
[2]セミナー、社内研修
健康増進は収益に直結しないと、健康経営取り組みに後ろ向きな従業員には、ぜひ社外セミナーや社内での研修実施をご検討ください。
[3]産業医、健康経営専門家派遣
産業医や健康経営専門家派遣など外部支援を活用することで効果的な健康管理ができます。

(3)具体的な取り組み施策
従業員の健康寿命延伸、健康状態確認については3つの施策をご紹介します。
[1]ウォーキングアプリ
気軽に進められる健康づくりとして多くの自治体がウォーキング施策を提供しています。ウォーキングは健康増進・維持だけでなく、気分転換などストレス軽減に効果もあります。
[2]脳の健康チェック(認知症傾向の判定)
認知症は早期発見が何よりも重要です。フリーダイヤルに電話をかけ、認知機能の変化をその場ですぐに簡単に検知し、早期の医療機関受診・診断が可能になるサービスもあります。
[3]ストレスチェック
ストレスは体調を崩すだけでなく、メンタル面も落ち込み長期的な病気休暇になりかねません。従業員の状況を把握し職場環境の改善に取り組みましょう。

(4)評価・振り返り
健康経営を成功させるために、客観的・主観的なデータをもとに取り組み内容の評価・振り返りを行い、より改善を図っていく必要があります。

3.まとめ
健康経営に取り組む意義、具体的な取り組み方法はできるだけ簡単にかつ無料なものを取り上げました。
それでは、健康経営を会社の重要戦略の一つとして取り組み、事業も成功していくことをお祈りしております。

全文はこちら!(※本紙二次元コード参照)

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