■スポーツジムなどとの契約・解約時に確認しておきたいポイント
最近、フィットネスクラブや常駐スタッフのいないスポーツジム、オンラインレッスンなど、さまざまな形態の運動ができるサービスが増えていますが、契約や解約時のトラブルも増えています。
◇事例1
ヨガの無料体験に行った。体験終了後に、「今入会すれば、入会金と2か月分の会費が無料。途中で解約すると1万5,000円の違約金がかかる」と説明を受け、その場で入会した。その後友人からピラティス教室に誘われたので、ヨガは利用開始前に解約を申し出たが、違約金を請求された。
◇事例2
スポーツジムに通っていたが、多忙になったため、半年前に受け付けに口頭で解約を申し出た。クレジットカードの利用明細を見ると、現在までジムの利用料が毎月引き落とされていることに気付いた。連絡すると、「解約は規約上、書面で行うと決まっており、書面の提出がないので契約は継続中だ」と言われた。
◇消費者へのアドバイス
・契約時は、当事者間で合意した条件や規約内容をよく確認しましょう。利用開始前でも、事例1のように契約が成立していれば規約の条項が適用されるので、注意が必要です
・解約手続きは、契約書面や規約に申し出方法の記載があれば、それに従ったやり方で行う必要があります
・体験やお試しプランを利用した場合は、定められた期間や回数の終了後、継続しない意思を指定された条件通りに申し出ないと、自動的に有料の契約に移行する場合があります。あらかじめ、条件をしっかりと確認しましょう
・無人のスポーツジムやオンラインレッスンの場合、解約したくても事業者に電話がつながらなかったり、メールに返信がなかったりする場合があります。事業者には、電話やEメールアドレス、HPなど複数の手段で問い合わせましょう
困ったことがあれば、消費者センターに相談してください。
問合せ:消費生活センター
【電話】03-5211-4314
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