(報告)
平成30年度にまちみらい千代田が実施した「千代田区分譲マンション実態調査」等を参考にして、区内分譲マンションの現状や課題等に関する実態調査を行いました。調査は、分譲マンション(509棟)へアンケートや現地調査を行いました。集計した調査結果は、今後のマンション管理組合や居住者等への支援策を検討する基礎データとします。なお、本調査の結果は次号にも掲載します。
[調査概要]
地域:千代田区全域
対象:当初から区分所有マンションとして供給された3階建て以上の非木造の共同住宅
期間:令和5年8月~令和6年5月
方法:分譲マンション管理組合へのアンケートおよび現地調査等
(1)地域別のアンケート回収率
●分譲マンション509棟の地域別棟数
(2)地域別棟数・戸数・平均戸数
(3)独自の取り組みや課題(意見)
・耐震改修が終わり、次は排水管の更新が課題。東京都でも建物だけでなく、給排水管の耐震化についても言及し始めていたので、千代田区でも助成について考えてほしい。
・館外居住者(区分所有者)が多いため、組合役員の選任が難しい。幅広く役員を求めるため、館外と館内双方から役員をえらべるようにしている。このため館外役員からは幅広い視点の提言を館内役員からはマンション内の諸問題をそれぞれ提言できるため、理事会運営がスムーズにできている。
・都心の小規模マンションの為、法人保有住戸が多く、管理組合運営が円滑に進まなくなる可能性が高まりつつある。また外国籍居住者も増え始め文化や考え方の相違により住環境も変化しつつあるように感じる。管理組合運営の課題が山積みする中、例えばごみの分別説明書の外国語作成など行政にも積極的な対応をお願い出来たら幸いである。
問合せ:住宅まちづくりグループ
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