(報告)
~マンションのコミュニティ活動への取り組み~
前号に引き続き、千代田区分譲マンション実態調査(令和6年5月)の結果を掲載します。
今号では、マンションでのコミュニティ活動への取り組みを紹介します。調査結果から、管理組合以外の居住者組織があるマンションや定期的にイベント等を開催しているマンションは少ないことが判明しました。災害発生時等に安否確認などをスムーズに行うためには、近所の人と普段からあいさつを交わし、一緒にイベントに参加するなど、顔の見える関係を築いておくことが大切です。
■調査概要
地域:千代田区全域
対象:当初から区分所有マンションとして供給された3階建て以上の非木造の共同住宅
期間:令和5年8月~令和6年5月
(1)管理組合や居住者の組織活動
回答のあった306棟のマンションのうち、マンション内の清掃や植栽の維持管理が12.4%、マンション周辺の清掃が5.2%、回覧板の活用が4.2%、高齢者世帯への支援及び広報新聞(防災新聞)等の定期配布が1.0%、幼児を持つ世帯への支援及び児童等への支援が0.3%でした。
(2)管理組合以外の居住者組織の有無
回答のあった306棟のマンションのうち、自治会が7.2%、親睦会が1.0%、各種サークルが0.3%でした。活動内容は下記のとおりです。
・自治会…町内会、防災訓練・消防訓練、お祭り等
・親睦会…こども会・クリスマス会など季節のイベント、まち歩き等
・各種サークル…高齢者体操会等
(3)マンション内のイベントの開催
回答のあった306棟のマンションのうち、定期的に開催は5.2%(16棟)、不定期に開催は5.6%(17棟)でした。定期・不定期ともに年1~2回が大半であり、最多で4回開催でした。
まちみらい千代田では、管理組合でコミュニティ活動(イベント等)を行う際に、かかる経費の一部を助成しています。詳細は、まちみらい千代田ウェブサイトをご覧ください。
問合せ:住宅まちづくりグループ
【電話】3233-3223
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