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【特集1】「桜一色」とはいっても「花より団子」も捨てがたい…そんなときは「桜餅」

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東京都千代田区 ホームページ利用規約等

桜餅には関東風の長命寺餅と関西風の道明寺餅があるのをご存知ですか。
千代田区商店街連合会と区内大学生がタッグを組んで本区のおみやげを厳選した「千代田区のおみやげ」から、この2種類の桜餅を味わえるお店をご紹介!

■東の桜餅=長命寺発祥
「あんをくるむ弾力のある生地が春の弾むような風情を醸す」
1717年、長命寺の門番・山本新六が考えたといわれる東の桜餅。
桜の名所である向島で大量に出る落ち葉をなんとか活用できないかと、塩漬けした葉でくるんだ餅を売り出したのが始まりとか。
現代では、小麦粉などを水に溶いて薄く焼いた皮であんを巻く形が基本です。

◆さまざまなおいしい“あん”の和菓子がずらり
◇亀澤堂
【電話】03-3291-1055
神田神保町1-12-1
9時~18時、土曜10時~18時(日曜・祝日休)

「桜餅」
320円
(販売期間…~4月上旬)
雑味のない鬼ザラ糖を使い、キレのある深い味のあんが魅力

「こんなお花見をしています」
小さなころから母校の錦華小学校(現・お茶の水小学校)の桜の満開が楽しみでしたね。
新校舎になって、建て替え前から移植した桜はもちろんのこと、新しく植えた桜がまた大きくなるのが楽しみです。
(毎日和菓子作りで大忙しの店主の帆刈さん)

◆千鳥ヶ淵からほど近く、花見の時期は大忙し
◇宝来屋
【電話】03-3261-4612
九段南2-4-15
9時~18時、土曜10時~16時(日曜・祝日・お盆時期休)

「道明寺」
243円
(販売期間…夏季を除く)
こしあんのほか、香りがとてもいい京味噌入り白あんのピンクの道明寺も

「桜餅」
243円
(販売期間…~4月初旬)
こしあん・つぶしあんの2種類。上品な甘さで桜の葉の香りが引き立つ

「こんなお花見をしています」
本当に花見のシーズンは忙しくて…ねえ。
店番をしながら見える靖国通り沿いの桜や花見客の様子が楽しみです。千鳥ヶ淵の桜が終わり、お店の忙しさが一段落したら、自分の花見。
山梨や長野に足を運んでいます。
(前掛け姿が老舗の風格を漂わせる店主の大井さん)

◆神田駅すぐでサラリーマンも御用達 選ぶのに迷ってしまう豊富な品揃え
◇神田三原堂
【電話】03-3256-3037
鍛冶町2-2-7
9時30分~18時、土曜11時~17時(日曜・祝日休)

「桜餅」
300円(販売期間…~4月中旬)
こしあんに大納言を混ぜ込んだ特製あんとモッチリした皮の食感が抜群

「こんなお花見をしています」
千鳥ヶ淵の夜桜が大好きで、毎年家族や友人と散歩しています。
以前見た夜のライトアップが照らす対岸の桜吹雪の幻想的な光景に心奪われました。もう一回見たいと思っているのですがなかなかその光景には出会えないんですよね。
(店主の野見さん)

■西の桜餅=道明寺発祥
「「見て楽し食べておいし」のツヤツヤモチモチの欲張り派」
大阪府藤井寺市にある尼寺の道明寺が発祥とされるのが西の桜餅。
道明寺では、もち米を蒸して干した「道明寺糒(※)」が作られており、これを細かく砕いた「道明寺粉」を材料にして考案されたのが西の桜餅の始まりです。
※糒(ほしい、ほしいい)は、弥生時代から存在したという保存食

◆いつもにぎやかなすずらん通りで家族で営む
◇橘昌文銭堂
【電話】03-3292-0003
神田神保町1-13-1
10時~18時(日休)

「道明寺」
300円(販売期間…~4月下旬)
こだわりの浅い塩漬けの桜の葉は香りがとてもよい。葉を外して餅に移った香りを楽しみながら味わうのもおすすめ

「こんなお花見をしています」
すずらん通り、さくら通り、清水門、北の丸公園、田安門と歩き、千鳥ヶ淵へ行くのが花見のお気に入り。自然を楽しみながら、いろんな桜に会えるコースです。中でも、田安門のアーチ状に連なる桜、本当に美しいですよね。(女将の田口さん)

◆九段下駅からすぐの路地 レトロな喫茶も魅力
◇御菓子司寿々木
【電話】03-3262-4964
九段南1-4-3
12時~19時
(土曜・日曜・祝日休)

「京桜(道明寺)」
237円
(販売期間…~4月中旬)
代々引き継がれた味をきちんと継承する道明寺はピンクの色が華やかで春そのもの

「桜餅」
237円
(販売期間…~4月中旬)
しっとりとした皮と塩気を効かせたこしあんのバランスが抜群。上品なサイズ感は手頃でうれしい

「こんなお花見をしています」
お花見の時期は大忙しなので、遅れて咲く、目白通り飯田橋1丁目交差点そばの飯田町町会防災倉庫前にある1本の八重桜を見るのが自分の花見ですね。1本なのにとても華やかできれいですよ。この時期のささやかな楽しみのひとつです。
(ひとりで全ての和菓子を作り上げる4代目の鈴木さん)

◆和モダンな店内で食すもよしテイクアウトもよし
◇甘味おかめ麹町店
【電話】03-5275-5368
麹町1-7 フェルテ麹町1階
10時30分~18時(LO17時30分/土曜・日曜・祝日休)

「桜おはぎ」
330円(販売期間…~5月のGW連休前)
桜の花の塩漬けがのった道明寺風のつぶあんのピンクのおはぎは、大人のげんこつほどもある。注文が入ってから作るので温かい

「こんなお花見をしています」
幼いころから見ている英国大使館横の桜がお気に入り。花の色も近年はピンクが抜け白くなってきている古木ですが、人間が晩年白髪になるのと同じですね。お花見期間中は毎日休まないので、桜の開花の進み具合をこまめにチェックしています。(店主の阿部さん)

◆古風なたたずまいで、ひときわ個性が光る
◇さゝま
【電話】03-3294-0978
神田神保町1-23
9時30分~18時(日曜・祝日休)

「桜餅」
400円(販売期間…~4月上旬)
変わらぬスタイルを守る桜餅は、道明寺粉を使用せずもち米をくだいて蒸して作った道明寺風

「こんなお花見をしています」
千鳥ヶ淵もいいけど、花見はもっぱら、店の前の桜かな。山桜から始まって八重桜まで時間をかけて移り行く春を楽しんでいますよ。
店の2階からは目の前に桜の花が広がります。
(笑顔に人柄がにじむ2代目店主の笹間さん。現在は娘さんが3代目に)

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