9月12日~10月26日に開かれた令和5年第3回台東区議会定例会において、4年度の一般会計および特別会計の歳入歳出決算が認定されました。
4年度の日本経済は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進み、緩やかな持ち直しが続く一方で、世界的なエネルギー・食料価格の高騰や、欧米各国の金融引締め等による世界的な景気後退懸念などにより、日本経済を取り巻く環境は厳しさが増しました。
このような状況の中、区は、「区民の生命と健康を守り抜く」「区民の生活や事業者をしっかり支える」「社会変革を捉えた行政運営の推進と財政基盤の強化」「まちの活力を取り戻し、持続的な発展につなげる」の4つの柱に基づき、感染状況や景気動向を注視しつつ、臨機応変に必要な対策を講じながら各分野の施策を展開しました。
区の財政状況は地方自治法および条例に基づき、毎年6月と12月に公表しています。
詳しい台東区財政の現況は、区HPをご覧ください。
■一般会計
◇歳入
予算現額:1千262億2千268万円
決算額:1千258億3千114万円
収入率:99・7%
◇歳出
予算現額:1千262億2千268万円
決算額:1千178億4千633万円
執行率:93・4%
(※)その他(使用料及び手数料、財産収入、特別区債、分担金及び負担金、寄附金、配当割交付金、地方譲与税、株式等譲渡所得割交付金、地方特例交付金、環境性能割交付金、利子割交付金、交通安全対策特別交付金)
■特別会計
■健全化判断比率
4年度決算における区の健全化判断比率は下表のとおり、いずれも国が定める基準の範囲内となりました。
※上記基準は台東区の標準財政規模の場合の数値です。
■1万円の使われ方
◇民生費(3千160円)
高齢者や児童、障害のある方、生活に困っている方への給付など
◇総務費(1千910円)
災害対策、区民館等の運営など
◇教育費(1千950円)
学校や保育園の整備・運営、生涯学習の振興など
◇衛生費(1千50円)
健康づくり、環境の保全、清掃事業など
◇土木費(570円)
まちづくりの推進、道路・公園の整備など
◇産業経済費(380円)
地域産業の振興、消費者保護など
◇文化観光費(100円)
文化・観光事業の振興など
◇その他(880円)
※この図は、令和4年度一般会計歳出決算額を1万円に換算して目的別に表したものです。
※くわしくは本紙をご覧ください。
問合せ:財政課【電話】5246-1071
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