時代小説の第一人者である池波氏は、浅草で生まれ、台東区で幼少期・青年期を過ごし、東京都職員として台東区役所に勤務されていました。
池波作品は、庶民的な視点で構築され、読者の心を躍らせ、多くの方に読み継がれています。今なお、映画やドラマも制作されており、舞台である「ゆかりの地」台東区へ、全国から大勢の方が訪れています。
生誕100年を迎えた今も人々を魅了し、長きにわたり台東区の魅力を発信し続けており、多くの人々の心に生き続けている作品を生み出した池波正太郎氏へ名誉区民の称号を贈り、その功績を後世に継承していきます。
■略歴
大正12年1月25日 東京・浅草生まれ
昭和35年 「錯乱」で直木賞受賞
昭和52年 吉川英治文学賞受賞
昭和61年 紫綬褒章受章
昭和63年 菊池寛賞受賞
平成2年5月3日 逝去(享年67歳)
■代表作
「鬼平犯科帳」
「剣客商売」
「仕掛人・藤枝梅安」
「雲霧仁左衛門」
「真田太平記」など
■推戴式
12月15日、生涯学習センターミレニアムホールにて台東区名誉区民推戴式を執り行い、池波正太郎氏の姪の石塚綾子さん、そのご子息の石塚晃都さんにご登壇いただき、名誉区民称号記と記念品のトロフィーを贈呈しました。
■池波正太郎記念文庫
数々の名作を生んだ書斎の復元や、著作、自筆原稿、絵画、遺愛品等を展示しています。
場所:中央図書館内(西浅草3-25-16)
【電話】03-5246-5915
問合せ:総務課
【電話】03-5246-1052
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