6月4日～10日は「歯と口の健康週間」です

14／27

歯は、一度失うと戻ってきません。歯と口の健康は、歯を失ったり、噛めなくなってから、そのありがたみを実感する人が多いのです。生涯、自分の歯と口で食べることや話すことは、豊かな生活を送るうえでとても重要です。この機会に、自分や家族の歯と口の健康について考えてみませんか。

◆歯を失う主な原因、「歯周病」
歯周病は最終的に歯を失ってしまう病気です。歯がぐらぐらしたり、歯ぐきから膿がでたりする症状はかなり進行した状態のため、歯ぐきの腫れや出血などの初期症状の時に適切な治療を受ける必要があります。台東区の歯科基本健康診査の結果では、歯ぐきから出血がみられる方が30代でも60%を超え、中等度以上の歯周病にかかっている方は年齢が上がるにつれて増加傾向でした。(図1)
このことから、若い世代から歯周病の予防、早期治療が重要であることがわかります。

◆歯周病の早期発見のカギは「かかりつけ歯科医」
自分では気がつきにくい歯周病の初期症状の早期発見には、かかりつけ歯科医をもつことが大切です。かかりつけ歯科医とは、症状が出たときだけかかるのではなく、定期的に受診してお口のチェックや相談をするところです。台東区の歯科基本健康診査の受診者のうち、定期健診を受けている方の割合は50%以下で、30歳は25%となっています。(図2)
定期健診やクリーニングを受け、自分に合ったケアの方法を教えてもらうことは歯周病予防につながるため、この機会にかかりつけ歯科医を見つけましょう。

■歯の講演会「一生、自分の口から食事を楽しむために―咬む力、飲み込む力を鍛えよう!―」
日時：5月23日(火)午後1時30分
場所：区役所10階会議室
講師：高橋健一　氏(東京都台東区歯科医師会)

■歯の無料健康相談(申込不要)
日時：6月3日(土)・4日(日)午前10時～午後5時
内容：歯科健診、歯の相談、歯みがき指導、歯の絵・ポスター、標語入選作品の展示、歯や口に関する情報のポスター展示
※口腔ケアグッズの配布もあります。
場所・問合せ：
台東区歯科医師会館(根岸4-1-28)・台東区歯科医師会【電話】3874-6433(当日のみ)
浅草公会堂(浅草1-38-6)・浅草歯科医師会【電話】3844-7491(当日のみ)

問合せ：台東保健所保健サービス課
【電話】3847-9449