[特集]区長所信表明・令和5年度補正予算案(2)

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■令和5年度補正予算案
喫緊に取り組むべき課題や区の将来像の実現に向けて重点的・優先的に取り組む事業を中心に編成しました。
5年度の補正予算案が、6月5日から開会している令和5年第2回区議会定例会で審議されています。一般会計の補正額は49億6,373万4千円です。各会計補正予算案の規模は、下表のとおりとなっています。今回の補正予算案における主な事業を紹介します(金額は千円単位を四捨五入)。

◆あらゆる世代が生涯にわたって成長し輝くまちの実現
◇こどもクラブ整備助成
1,995万円
こどもクラブの待機児童の解消を図るため、需要が特に増加している地域に民設こどもクラブを誘致・新設する。

◇生涯学習センター機能強化等改修
5,842万円
施設の老朽化対策を行うとともに、時代の変化に対応した多様な学習機会を提供していくため、生涯学習センターの機能強化等改修を行う。

◇子供を対象とした日本語学習支援
186万円
学校生活やコミュニケーションに必要な基礎的な日本語の習得を支援するため、外国人の子供を対象とした日本語教室を実施する。

◇ヤングケアラー支援
566万円
ヤングケアラー(※)の問題について、子供たちに気づきを促すとともに今後のきめ細やかな支援につなげていくため、実態調査等を実施する。
(※)本来大人が担うとされている家事や家族の世話などを日常的に行っている子供のこと。

◇母子健康診査
1,697万円
より安心して妊娠・出産が出来るよう、妊婦超音波検査の公費負担の拡充や、低所得者に対する初回産科受診料の助成を実施する。

◇保育委託
8,171万円
保護者が児童を預けやすい体制を確保するため、0歳児および1歳児の定員未充足分の保育運営費を加算する。

◆いつまでも健やかに自分らしく暮らせるまちの実現
◇地域による介護予防活動への支援
79万円
住民主体のフレイル予防の取り組みを推進するとともに、高齢者の社会参加・生きがいづくりの促進を図るため、フレイルサポーターを養成し、活動の機会を提供する。

◇重度障害者等就労支援
1,194万円
重度障害者等の就労の機会や働き方の選択肢の拡大とともに、社会参加の促進を図るため、重度障害者等が就労する場合に必要な身体介護等の支援を行う。

◆活力にあふれ多彩な魅力が輝くまちの実現
◇江戸たいとう魅力発信
327万円
江戸から続く伝統・文化などの地域資源の魅力を区内外に発信するため、「江戸・たいとう学」として講演会や講座、ガイドツアー等を実施する。

◇海外プロモーション推進
1,413万円
区内事業者の企業価値の向上と区内産業の活性化を図るため、タイ・バンコクの商業施設で自慢の逸品をPR・販売するテストマーケティング等を実施する。

◇観光プロモーションの推進[文化資源の高付加価値化]
598万円
観光の持続的発展を推進するため、モニターツアーや観光ガイド育成を通じて、有形無形の区内文化資源に旅行商品として新たな視点から付加価値を加える。

◇観光プロモーションの推進[アニメ・ツーリズムの推進]
514万円区内観光資源の認知度向上と回遊に伴う観光消費の増加を図るため、台東区を舞台とした新作アニメを活用し、新たな客層の来訪意欲喚起と広域的な誘客を促す。

■誰もが誇りや憧れを抱く安全安心で快適なまちの実現
◇上野地区まちづくり推進
2,945万円
「上野地区まちづくりビジョン」に掲げる2040年代頃の将来像実現のため、上野の杜とまちの回遊性向上に向けた、居心地が良く歩きたくなるウォーカブルなまちづくりの検討を実施する。

◇浅草地区まちづくり推進
1,389万円
「浅草地区まちづくりビジョン」の策定と併せて、より居心地が良く歩きたくなるウォーカブルなまちづくりの推進のため、社会実験等を実施する。

◇北部地区まちづくり推進
737万円(債務負担行為1,821万円(令和5～6年度))
旧東京北部小包集中局跡地の再生に向け、施設の活用意向のある民間事業者発掘等の調査を実施する。

◇たいとう　関東大震災100年事業
7,600万円
災害の教訓を継承し地域防災力を強化していくため、大震災に関する情報発信、防災に関するイベント等を実施する。

◇喫煙等マナー向上の推進/公衆喫煙所の整備
4,035万円
新型コロナウイルス感染症に係る行動制限の緩和に伴い、来街者が増加する中、屋外における喫煙者に対応するため、喫煙等マナー指導員を増員する。また、分煙環境の充実を図るため、公衆喫煙所を整備する。

◇自転車安全利用促進
1,084万円
自転車の安全利用の更なる促進のため、自転車用ヘルメット購入費用助成を実施するとともに、TSマークの取得費用助成を拡充する。

◇魅力ある公園の整備/さわやかトイレ整備
5,068万円
公園の整備にあたり、多様化するニーズに区内の公園全体で応えるよう整備を行う。また、公園トイレの利用者が安全かつ快適に利用できるよう整備を行う。

■多様な主体と連携した区政運営の推進
◇新たな情報化施策の取り組み
1,508万円
計画的なDXの推進により区民の利便性向上や業務の効率化を図るため、区民対象のオンライン手続き等に関する講座のほか、AI活用の検討、データの更なる利活用の促進、DXの中心を担う人材育成に向けた職員研修等を実施する。

■その他の主な事業
◇帯状疱疹ワクチン接種費助成/おたふくかぜ予防接種費助成
5,009万円
帯状疱疹の発症予防と区民の健康増進のため、帯状疱疹ワクチンの接種費用の一部助成を行う。また、子供を感染症から守るため、おたふくかぜワクチンの2回目接種についても一部助成を行う。

◇私立幼稚園預かり保育推進補助
960万円
私立幼稚園の預かり保育事業の新規実施や拡充を支援し、保護者のニーズに対応した教育環境整備の促進を図るため、補助金額を拡充する。

◇保育所等を利用する多子世帯への支援
4,091万円
多子世帯の経済的負担を軽減するため、東京都が令和5年10月より実施する保護者負担額の軽減や利用料の補助等の支援を、台東区独自に令和5年4月より先行して実施する。

問合せ：財政課
【電話】03-5246-1071