デジタル化やAI(人工知能)などの技術が急速に進展するとともに、消費者を取り巻くサービスや取り引きが変化しリスクも多様化しています。そうしたデジタル時代において、安全・安心かつ豊かな消費生活を送るため、多様化するリスクに対応する「消費者力」が求められています。
■求められる消費者力とは
デジタルサービスの仕組みやリスクの理解、情報に対する批判的思考力、適切に情報を収集・発信する力を更新し続けることが大切です。また「気づく、断る、相談する」といった基礎的な力を引き続き高めていくことも重要です。
消費者力を身につけ、デジタル時代の消費生活を楽しみましょう。
・各種サービスの「無料期間」
動画や音楽の配信サービスなどは「無料期間」終了後に、契約が自動更新されて有料に切り替わる可能性があります。サービスが不要な場合は、解約手続きを忘れずにしましょう。
・「架空請求」
メールが突然届き、法的措置・訴訟・差し押さえなどの不安をあおる言葉で延滞金などのお金を請求されます。身に覚えのない架空請求のメールが届いたら、気にせず無視し、電話や返信は絶対にしないようにしましょう。
・「フィッシング詐欺」
フィッシング詐欺とは、有名企業を装ったメールで偽のサイトに誘導し、カード番号やID・パスワードなどの情報を盗みとる手口の詐欺です。有名企業の名前だけで信用せず、メールに記載されたURLは絶対に開かないようにしましょう。
・SNSでの「個人情報流出」
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は便利なコミュニケーションツールですが、個人情報が流出しトラブルにつながる可能性があります。個人情報はむやみに公開せず、写真の投稿などにも注意しましょう。
・オンラインゲームでの「課金トラブル」
オンラインゲームでのお子さんの課金トラブルに注意しましょう。インターネットを利用する際のルールを家族で話し合うほか、クレジットカードの管理を徹底しましょう。また、保護者もオンラインゲームの仕組みや決済方法などを理解するようにしましょう。
〔事例〕
「初回500円でお試し、いつでも解約OK」という広告を見て注文。その後3カ月分の商品と請求書が届いたため問い合わせると、初回のみで解約するなら定価との差額を支払うように言われた。
〔対策〕
契約の条件を小さく記載しているケースなどがあるので、内容をすみずみまで確認しましょう。また、インターネットでの買い物は広告のリンクからではなく、契約条件などがきちんと表示されている正規店のサイトから購入するようにしましょう。
日程:5月17日(金)~31日(金) ※土曜日を除く。
時間:午前8時30分~午後5時15分
場所:区役所本庁舎・第二庁舎3階渡り廊下
■消費生活相談
消費者センターでは、専門的な知識と経験を持つ相談員が消費生活に関する相談に応じます。問題解決のための助言やあっせんを行います。
○品川区消費者センター「消費生活相談」
消費生活相談専用ダイヤル【電話】6421-6137
対象:区内在住・在勤・在学の方
受付日時:
月~金曜日…午前9時~午後4時(電話・来所)
土曜日…午後0時30分~4時(電話のみ)
第4火曜日・夜間相談…午後4時~7時(電話のみ)
※祝日、年末年始を除く。
問い合わせ:消費者センター(西品川1-28-3 中小企業センター4階)
【電話】6421-6136【FAX】6421-6132
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