文字サイズ
自治体の皆さまへ

「多摩マッチングプロジェクト」に対する苦情申出への対応について

5/23

東京都国立市

「多摩マッチングプロジェクト」イベントの募集年齢に男女で年齢差を設けたこと等について、「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」(以下、条例)に基づく苦情申出がありました。本件に関する市の対応をまとめましたので、お知らせします。詳細は、市HPをご覧ください。

1.本件の経緯について
「多摩マッチングプロジェクト」は、国立市、府中市、稲城市、狛江市の連携による、令和4年度~6年度の3カ年事業です。令和4年度は各市で1回ずつ、異性間のマッチングイベントを開催しました。国立市のイベントでは当初、男性は28歳~49歳、女性は23歳~44歳を対象に募集していました。その後、市民からのご指摘を受けて、速やかに男女とも23歳~49歳に訂正して募集し直しました。

2.苦情申出の主旨
苦情申出の主旨は以下のとおりです。
「男女で募集年齢に差を設けたこと、多様な性のあり方と事業の整合性について、条例等に照らして検証し、原因究明と再発防止に取り組むことを求める。」

3.男女で年齢差を設けたことについて
他市のイベントでの募集時に、男性は20代、女性は40代が多い状況であったため、マッチングの成立が難しくなることを危惧し、国立市のイベントでは年齢差を設けて募集するよう、委託事業者から提案がありました。提案を受けてそのような対応としたことについては、条例の趣旨に鑑みて不当であったと考えます。

4.性の多様性との整合性について
条例では性的指向による差別を禁止していますが、異性間のマッチングを目的に本イベントを実施したことについては、事業に一定の意義があることから、ただちに不当であるとは言えないと考えます。

5.今後の対応について
職員研修で本件を事例として活用するとともに、全庁に周知して再発防止に努め、職員一人ひとりの意識改善に取り組みます。
本事業について、令和5年度は運営方法を工夫しながら継続します。令和6年度については、行政におけるマッチング支援のあり方などさまざまなご意見があることを踏まえ、効果検証を行って検討していきます。

問合せ:
・多摩マッチングプロジェクトについて…政策経営課政策経営係
・苦情申出への対応について…市長室平和・人権・ダイバーシティ推進係

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU