国立市観光大使 三浦祐太朗さんが語る
節分祭でまかれる豆の「おたから」感
国立市有数のパワースポット、谷保(やぼ)天満宮。「学問の神様」である菅原道真公が祀られていて、毎年受験シーズンになると多くの学生が合格祈願に訪れる。
谷保天満宮では、毎年、節分祭が行われている。その名の通り節分に行われ、一年の厄をはらい福を呼び込むというありがたい行事だ。
だいぶ昔の話だが、この行事のメインイベントである豆まきの「まき手」として、父である三浦友和が参加させて頂いた年があった。豆まきの舞台である神楽殿(かぐらでん)の前には多くの人が集まり、父の投げる豆をキャッチしようと必死になっている。小さかった私はなんとか父に気づいてもらおうと、満員電車のような人混みをかき分けなんとか前方にたどり着いた。
「父さん」と叫ぶのは幼心になんか違うと思ったので、全力を振り絞り「おーい!!」と叫んだ。すると奇跡的に父が私に気づいてくれて、絶妙にこちらを見ないふりをしながらそっと豆を渡してくれたのだ。なにかとてつもないお宝を手に入れたような感覚になり、非常に嬉しかったのを覚えている。
長々と思い出を語ってしまったが、今年も節分祭が盛大に行われることを、心から願っている。
問合せ:まちの振興課商工観光係
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