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葛飾 北斎「風流おどけ百句炎天にすべるを見れば瓜の皮」(錦絵)

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東京都墨田区

■葛飾 北斎「風流(ふうりゅう)おどけ百句(ひゃっく)炎天(えんてん)にすべるを見(み)れば瓜(うり)の皮(かわ)」(錦絵)

◆すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の「北斎のまく笑いの種」展の前期の見所をご紹介します。
風流おどけ百句は、人物の手足を異様に細長く、目は黒丸など滑稽に描く鳥羽絵形式で、画中に記された狂句のイメージを絵画化した横小判のシリーズです。本図は、路面が凍る冬ではなく、真夏に滑っている人がいると思ったら、瓜の皮が原因だったという狂句を題材にしています。ここでは、瓜を売る人と食べる人の目の前で、転んでいる人物が描かれています。現在でも、バナナの皮で滑って転ぶなど似た発想がありますが、皮で滑って転ぶ状況は北斎の時代から面白がられていたようです。本図は「北斎のまく笑いの種」展の通期で展示しています(前後期で一部展示替えあり)。
日時:11月26日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
入館料:
・一般…1,000円
・高校生・大学生・65歳以上の方…700円
・中学生・障害のある方…300円
・小学生以下…無料

問い合わせ:すみだ北斎美術館
【電話】03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照

◆隅田川 森羅万象 墨に夢 すみゆめ通信
「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称 すみゆめ)は、すみだ北斎美術館開館を機に誕生したアートプロジェクトです。

◇鎮魂の盆踊りとあぶり出し絵、「隅田川 百歳(ももとせ)の瀬(せ)」開催します!
関東大震災の記憶を残す隅田公園のそよ風ひろばに櫓(やぐら)を設けて、生演奏による盆踊りを中心とする「すみゆめ踊行列」を10月28日に開催します。多彩な歌手とバンドによる耳馴染みある音頭に合わせて、みんなで輪になって踊りましょう。あわせて牛嶋神社では、北斎が疫病退散を祈念して絵馬を奉納したことにちなんで、隅田川の水で描くあぶり出し絵「天宇受売命再生乃図(あめのうずめのみことさいせいのず)」を10月22日から神楽殿に展示します。魂を揺さぶる踊りで天照大神(あまてらすおおみかみ)を誘い出した天宇受売命が芸能と鎮魂の神であることから、災厄からの再生を願う作品です。100年前から今日に至る祈りと希望を感じてみませんか。
日時/場所:
・あぶり出し絵…10月22日(日曜日)から28日(土曜日)までの午前9時半から午後4時半まで/牛嶋神社(向島一丁目4番5号)
・すみゆめ踊行列…10月28日(土曜日)午後2時から8時まで/隅田公園そよ風ひろば(向島一丁目3番)
*雨天時は会場等変更の場合あり

問い合わせ:「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会事務局
【電話】03-5608-5446

最新情報は、各ホームページをご覧ください。

問い合わせ:文化芸術振興課文化芸術担当
【電話】03-5608-6115

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