◆区と10年以上交流のあるフランス共和国パリ市7区ってこんなところ
今年は、フランス共和国パリ市で7月26日から8月11日にオリンピック、8月28日から9月8日にパラリンピックが開催されます(パリ2024)。
パリ市には行政区が20区あり、その中の7区と墨田区は、10年以上にわたり、交流を続けているのをご存じですか。両地域には、隅田川とセーヌ川、東京スカイツリー(R)とエッフェル塔、すみだ北斎美術館とオルセー美術館等という、「川」と「塔」と「美術館」があるまちとしての共通点があります。
墨田区と7区のこれまでの交流、7区にある観光名所やパリ2024の競技会場などを、ご紹介します。
◇パリ市と7区
パリ市は、ルーブル美術館がある1区を中心に、時計回りで渦を巻くように20の行政区に区分されています。そのため、エスカルゴ(かたつむり)と形容されています。
◆墨田区とパリ市7区の交流
墨田区と7区の文化交流は、平成24年(2012年)に始まり、写真展やフランス映画の上映、パネル展示などを継続的に開催しています。
また、平成27年(2015年)のパリ同時多発テロ事件が発生した際は、平和を祈念したトリコロール色(青・白・赤の3色)の三千羽の鶴を贈りました。
令和元年(2019年)には、区長を団長とする訪問団が7区庁舎を表敬訪問し、今後の交流について、親書を交換しました。
7区では、ものづくりのまち“すみだ”をPRするパネルなどの展示、動画上映のほか、東京2020大会での取組からパリ2024へつないでいく企画展などが開催されています。
◆7区にある観光名所と言えば?パリ2024で競技会場になる名所も!
・オルセー美術館
建物はもともと鉄道の駅舎とホテルだったため、内部には現在もその面影が残っています。国立の美術館で、19世紀頃の西洋絵画・彫刻をはじめ、装飾芸術、写真などを所蔵し、ミレーの「落穂拾い」など、日本でも人気の作品が数多く展示されています。
・ロダン美術館
19世紀を代表する彫刻家で「近代彫刻の父」と称されるオーギュスト・ロダンの作品とロダンが収集した美術品が展示されています。美しい建物や庭園も訪れた人々を魅了します。
・エッフェル塔
1889年のパリ万国博覧会のために建てられました。高さは324メートルで、最上階の第三展望台は276メートルです。エレベーターが設置されていますが、第二展望台までは階段でも登ることができます。
・セーヌ川
パリ市の観光の中心地を流れる、全長780キロメートルのフランスで2番目に長い川です。河岸にはプールやレストラン、ダンスホールやコンサートホール等があり、昼夜問わず賑(にぎ)やかな場所です。川沿いをジョギングする人も多くいます。
・シャン・ド・マルス公園
エッフェル塔の麓から南東に広がる、左右対称に整備された広大な公園です。1991年、この公園を含むセーヌ川周辺が「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されました。
◇パリ2024
開会式は、セーヌ川で開催!エッフェル塔の麓には2つの競技会場!
・エッフェル塔スタジアム
オリンピック:ビーチバレーボール
パラリンピック:ブラインドサッカー
ブラインドサッカー国内最高峰のリーグ戦は、フクシ・エンタープライズ墨田フィールド(区総合運動場)で度々開催され、区も連携や協力をしています。ハイレベルな選手たちで構成される男子日本代表チームは、パリ2024への出場が決定。熱い戦いは、墨田区から7区へ移ります!
・シャン・ド・マルス・アリーナ
オリンピック:柔道、レスリング
パラリンピック:柔道、車いすラグビー
・アンヴァリッド
ルイ14世の統治時代に傷病兵を看護する施設として建設されました。現在は、一部が博物館となっています。また、ドーム教会の地下には、フランス皇帝ナポレオン1世が眠っています。
◇パリ2024
アンヴァリッドの北側に広がる芝地で競技開催!
オリンピック:アーチェリー
*パリ市内を走るマラソンのゴールにもなる予定
パラリンピック:アーチェリー
問い合わせ:広報広聴担当
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