すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第63回は、向島にある認可保育所「小梅保育園(向島三丁目42番1号)」で副園長を務める䑓 加津美さんです。
Q.すみだでどのような活動をしていますか?
小梅保育園で副園長をしています。小梅保育園では現在60人の子どもたちを預かっており、「地域に根ざした保育園」をめざして、園内だけではなく地域の皆さんの力もお借りしながら、地域ぐるみで子どもたちを育てていくことを大切にしています。例えば、前回のすみだ人に登場した高澤さんのお店「割烹 峰屋」の板前さんによる食育活動や、地域や町会で実施するお祭りへの参加、近隣の八百屋から仕入れた食材で作った給食の提供、高齢者施設へ赴いての高齢者との交流など、地域の皆さんとの関わりを通じて子どもたちがいろいろな経験をすることに力を入れ、その経験から子どもたちが成長していくよう、日々応援しています。
また、園では毎年保護者と協力して、おすすめの絵本を紹介する冊子を作成しているのですが、出来上がった冊子は園内だけで使うのではなく、区の図書館にもお渡しして、子育て世代のリアルな声を区と共有するといったことも行っています。
Q.現在の活動を始めたきっかけは何ですか?
保育士になったきっかけは、私が幼稚園のときにお世話になっていた先生が大好きで、小さい頃からその先生に憧れていたからです。保育士になった後はいくつかの民間保育施設を経験しましたが、小梅保育園の考え方に共感して、こういう保育園で働きたいと思い、平成25年から勤め始めました。
私が保育をするうえで大切にしていることは、子どもたちが自分の力を発揮するための下支えをすることです。これは、小梅保育園のモットー「子どもたちには、力があります。」とも共通しています。先生だからといって何かを教えるのではなく、“先”に“生”まれた分だけ多い経験から得たことを必要なときに伝えて、それを基に子どもたちが自分で自分のやりたいことを形にできるよう、元々もっている力を引き出す手助けをしたいと思いながら保育に取り組んでいます。子どもたちに伝えられることを増やすために、私自身も日々、積極的に心を動かす体験をして、人として成長することを心掛けています。
Q.䑓さんは、すみだのどんなところが好きですか?
いろんなジャンルのおいしいお店がたくさんあるところですね。保育園がある向島周辺もそうですし、区の南部・北部、どこへ行ってもその地域の良さをもつお店があって、そういったお店を巡るのがとても楽しいです。
それと、すみだは東京スカイツリー(R)のような新しいもののすぐそばに下町の景色が広がっていて、同じ区内でも目線を動かすと全く違う雰囲気が見えてくるのも、すみだならではの面白くて好きなところです。
毎年9月の地域のお祭りに合わせて、子どもたちが手作りのおみこしを引いて地域を練り歩きます。地域の方はとても温かく迎えてくれ、交流の足掛かりにもなっています。
勤労感謝の日には毎年、お世話になっている近所の方々に、子どもたちがプレゼントを持って直接感謝の気持ちを伝えに行きます。
◆次回登場してくださるのは…
文花で長年、理容室を営んでいる熊谷 幸洋さんです。
問い合わせ:広報広聴担当
【電話】03-5608-6223
◆私の好きな すみだ
◇今月の1枚
「スカイツリー×2」
撮影:伊寳 圭吾さん
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