葛飾 北斎「五歌仙(ごかせん) 檜扇(ひおうぎ)」(版画)

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◆すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)で開催中の企画展「北斎が紡ぐ平安のみやび　江戸に息づく王朝文学」後期の見所をご紹介します。

本作は、5人の女流歌人を題材としたシリーズの一図で、北斎が為一と称した時期の美人画です。金銀摺(きんぎんずり)や、凹凸のみで表す空摺(からずり)の技法が施された豪華な摺物(すり)ものです。美人の背後に見える鳥籠や、讃の狂歌が「源氏物語」第五帖「若紫」などを思わせることから、この美人は紫式部をイメージしていると考えられています。「若紫」では、鳥籠の雀(すずめ)に逃げられ悲しむ幼い若紫(後の光源氏の妻の1人・紫の上)を光源氏が垣根越しに見初める場面が知られています。この作品は、上記企画展の後期で展示しています。
日時：11月24日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
入館料：
・一般…1,000円
・高校生・大学生・65歳以上の方…700円
・中学生・障害のある方…300円
・小学生以下…無料

問い合わせ：すみだ北斎美術館
【電話】03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館HPを参照

◆隅田川　森羅万象　墨に夢　すみゆめ通信
「隅田川　森羅万象　墨に夢」(通称　すみゆめ)は、すみだ北斎美術館開館を機に誕生したアートプロジェクトです。

◇KOSUGE1-­16「どんどこ!巨大紙相撲　北斎すみゆめ場所」オリジナルの巨大力士で技と個性を競う
身長180センチメートル!家族や友達同士のグループでアイディアを出し合いながらダンボールで巨大な力士を作るワークショップを「巡業」と称し、区内4つの部屋(東向島・東駒形・亀沢・キラキラ橘)で行います。最強力士を決める「本場所」は12月15日(日曜日)に開催。各部屋から総勢30体を超える力士が集まり、みんなで“どんどこ!どんどこ!”土俵をたたいて頂点をめざします。親方による解説や呼出し、相撲甚句等の相撲文化も紹介。当日の様子はユーチューブでライブ配信するほか、すみゆめHPでは「力士名鑑」を公開して、人気投票や優勝力士予想も受け付けます。詳細は、すみゆめHPをご覧ください。
日時：
・巡業…11月17日(日曜日)・24日(日曜日)・30日(土曜日)、12月1日(日曜日)
*時間と会場の詳細はすみゆめHPを参照
・本場所…12月15日(日曜日)午後1時半から5時まで
場所(本場所)：すみだリバーサイドホール2階イベントホール(区役所に併設)

問い合わせ：「隅田川　森羅万象　墨に夢」実行委員会事務局
【電話】03-5608-5446

最新情報は、各HP(すみだ北斎美術館・すみゆめ)をご覧ください。

問い合わせ：文化芸術振興課文化芸術担当
【電話】03-5608-6115