江戸時代の暦に使われた太陰太陽暦は現在と異なり、月の日数は30日(大の月)か29日(小の月)で、同じ月でも毎年日数が変わりました。そこで、その年の何月が「大の月か、小の月か」を知るために、小さな摺物(すりもの)(非売品の私的な版画)の絵の中に大小の月を忍ばせ、ユーモアに富んだデザインの暦が作られました。これが絵暦(えごよみ)と呼ばれ、江戸時代に大流行しました。本展では、当館所蔵の絵暦を展示し、江戸時代に栄えた暦の文化の一側面をご紹介します。どこに大小の月が隠されているか、読み解きつつお楽しみください。
日時:12月18日(水曜日)から7年3月2日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
場所:すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
入館料:
・一般…1,000円
・高校生・大学生・65歳以上の方…700円
・中学生・障害のある方…300円
・小学生以下…無料
*観覧日当日に限り常設展をはじめ全ての展示が観覧可
*詳細は、すみだ北斎美術館HPを参照
問い合わせ:すみだ北斎美術館
【電話】03-6658-8936
◆隅田川 森羅万象 墨に夢 すみゆめ通信
「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称 すみゆめ)は、すみだ北斎美術館開館を機に誕生したアートプロジェクトです。
◇すみだの“みらいアーティスト”と作った舞台作品を発表「Hawkʼs eye 北斎の見た世界」
“みらいアーティスト”である子どもたちとプロのアーティストが、北斎が描いた植物や動物の絵から着想を得た舞台作品を発表します。演出振付・アートディレクションは、墨田区出身のアーティストで「SPUTNIK」代表の吉﨑裕哉氏。9月から練習を重ねてきた小学校4年生から中学生までの15人に、俳優や音楽家、フラワーアーティストが加わります。ダンスや歌、演技や楽器演奏を交えて、日常の動きや子どもたちのアイデアが取り入れられた、個性が光る作品です。また、公演に合わせて開催するワークショップ「からだWS」では、舞台上で「人と空間」をテーマに体を動かします(対象は小学校3年生以上、経験不問)。ぜひ、ご来場ください。
日時:
・公演…12月20日(金曜日)午後7時から、12月21日(土曜日)午前11時から、午後3時から
・ワークショップ…12月21日(土曜日)午後1時から
場所:すみだ生涯学習センター(東向島二丁目38番7号)
問い合わせ:「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会事務局
【電話】03-5608-5446
*申込方法等の詳細は、すみゆめHPを参照
最新情報は、各HP(すみだ北斎美術館・すみゆめ)をご覧ください。
問い合わせ:文化芸術振興課文化芸術担当5
【電話】03-608-6115
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