区では、区の予算と収入・支出の状況を年2回公表しています。今号では、令和5年度の各会計決算と6年度上半期の財政状況をお知らせします。なお、詳細は区HPでもご覧になれます。
備考1:端数処理により数値の合計が合わない場合があります。
◆5年度決算のあらまし
5年度一般会計の歳入面では、国庫支出金が減収したものの、特別区税や特別区交付金等の増収により、全体として前年度決算額を上回りました。こうした中で、コロナ禍により生じた様々な変化・変革を踏まえつつ、一層進展する少子高齢化への対応や、誰もが住み慣れた地域で安心して、いきいきと暮らし続けられるまちづくりを推進するための区政運営を行いました。結果として、5年度の一般会計歳入歳出差引額は、58億8,912万円の黒字決算となり(図1)、また、3つの特別会計も、黒字決算でした(表1)。
この決算を、自治体の財政状況を判断する指標で見ると、財政の弾力性を示す経常収支比率は、78.9パーセント(前年度77.7パーセント)でした。また、公債費に充当した一般財源の割合を示す公債費負担比率は、3.3パーセント(前年度3.1パーセント)でした(図2)。
◇5年度一般会計決算の歳入・歳出の内訳(図1)
◇5年度一般会計歳出決算額の区民1人当たりの使い道
5年度一般会計歳出決算額を人口28万5,784人(6年4月1日現在)で割った、区民1人当たりの金額49万8,474円の使い道は下表のとおりです。
◇5年度特別会計決算の歳入・歳出の内訳(表1)
・国民健康保険特別会計
・介護保険特別会計
・後期高齢者医療特別会計
◇公債(特別区債)発行現在高と公債費負担比率の推移(図2)
備考1:6年度の額は9月30日現在の数字です。
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