◆人権を尊重する共生社会の実現に向けて
「“誰か”のことじゃない。」このキャッチコピーをご存じですか?これは、法務省の人権擁護機関が、今年度の啓発活動重点目標として定めたものです。
「人権」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、生まれながらに持っている、自分らしく幸せに生きるための権利であり、誰にとっても身近なものであるはずです。
私たちは、家庭、地域、職場、学校など様々な場所で、多くの人と関わりながら生きています。国籍、性別、出身、思考、年齢、感受性など、共通している部分もあれば、そうでないところもあり、多様な個性をもった人々により社会は築かれています。
しかし、社会には人権課題が依然としてあり、子どもや高齢者等への虐待、性的マイノリティや障害のある方に対する差別・偏見、外国人へのヘイトスピーチ、インターネット上での差別的な投稿など、基本的人権が侵害される様々な問題が起きています。これらは決して、自分以外の「“誰か”のこと」ではありません。誰もが人権問題を自分や身近な人の問題として捉え、お互いの個性を尊重し、違いを理解し、認め合うことが重要です。
思いやりの心であふれた、人権を尊重する共生社会の実現を、ともにめざしていきましょう。
問い合わせ:人権同和・男女共同参画課人権同和担当
【電話】03-5608-6322
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