すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
◆葛飾 北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(錦絵)
「冨嶽三十六景」の中でも、海外の人々から「グレートウェーブ」の名で親しまれる人気の作品です。今年7月3日に発行される新千円札の裏面の図柄にも採用され、財務省によれば、千円札の主な色味である青色に合い、日本を代表し国民にもなじみの深い富士山をモチーフとしているという理由で選ばれました。本図の青色は、一部に18世紀初頭のベルリンで開発されたプルシアンブルーが用いられており、鮮やかな発色が本図の印象をより深めています。私たちの身近な存在である紙幣にもなる「グレートウェーブ」の実物を、ぜひ、会場でご覧ください。本図は6月18日から開催する特別展「北斎 グレートウェーブ・インパクト“神奈川沖浪裏の誕生と軌跡”」の前期(7月23日まで)で展示されます。
最新情報は、すみだ北斎美術館HPをご覧ください。
問い合わせ:文化芸術振興課文化芸術担当
【電話】03-5608-6115
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