墨田区長 山本 亨
8月3日・4日、すみだリバーサイドホールで「第14回雨水ネットワーク全国大会2024 in すみだ」を開催しました。
本大会は平成20年に本区で初めて開催され、今回で14回目を迎えます。また、今年は平成6年に日本で初めて雨水活用をテーマにした国際会議「雨水利用東京国際会議」が開催されてから30周年の節目に当たり、私自身も今回の開催を心待ちにしていました。
今大会のテーマは“雨を活かして未来へつなごう”です。本区では雨水を資源として捉え、“流せば洪水、ためれば資源”をキャッチフレーズに、約40年前から雨水の活用を進めてきました。現在では、区内の約800か所に雨水活用施設を持ち、約2万7,000トンの雨水を貯留できます。
また、普段から多くの区民の皆さんが、打ち水や植木の水やり等で、雨水を生活の中に取り入れています。8月7日、両国駅広小路で開催された打ち水イベントでも、両国協力会や石横処、JR両国駅や東京東信用金庫、墨田区観光協会など、多くの関係者や区民の皆さんが参加され、雨水活用を通して、改めて環境について考える良いきっかけとなりました。
すみだで始まった雨水活用は、今まさに、地球を救う人間の知恵として、より一層その重要性を増しています。先人達が築き上げてきた想(おも)いや積み重ねてきた経験を、今大会や様々な取組を通して、着実に未来につなげていきます。
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