◆「人」に寄り添い笑顔が輝く すみだの未来をデザインする予算
令和7年度予算案は現在開会中の令和6年度墨田区議会定例会2月議会で審議されています。令和7年度新たに計上した事業等を中心に、予算案の一部をご紹介します。予算案の詳細は区HPをご覧ください。
総額:2,009億2,500万円(+2.7パーセント)
・一般会計…1,430億1,900万円(+4.2パーセント)
・国民健康保険特別会計…269億2,900万円(-4.2パーセント)
・介護保険特別会計…238億1,600万円(+2.0パーセント)
・後期高齢者医療特別会計…71億6,100万円(+2.7パーセント)
( )内は、6年度当初予算と比べた増減率
◆夢と希望を未来につなぐ、強くしなやかなまちづくり
◇大規模災害への備えの強化
・不燃化、耐震化の促進 7億3,407万円
区内建築物の「不燃化」につながる取組への助成等を引き続き推進します。また、「耐震化」対策では、最初のステップである耐震診断にかかる費用の助成(木造住宅のみ)を15万円から20万円に増額します。「燃えない・壊れないまち」の実現をめざします。
・避難行動要支援者情報の管理システムの導入 888万円
区内の避難行動要支援者情報の把握・管理に地図機能も備えたシステムを導入し、災害時の安否確認や避難誘導等の支援に活(い)かします。「防災DX」を推進し、防災対策を強化していきます。
◇区民の「しあわせ」を支える取組
・修学旅行・移動教室の無償化 1億7,368万円
区立中学校3年生の修学旅行および区立小学校6年生の移動教室の費用を無償化します。子育て世帯への負担軽減を図るとともに、子どもたちの幅広い体験活動の実現を後押しします。
・5歳児健康相談の実施 1,126万円
言語の理解能力や社会性が高まるのは5歳頃といわれています。この時期に心身の成長や発達を確認し、保護者からは育児の悩み等を聴くことで、子どもの特性に応じた育児を支援します。さらに、保健・子育て・教育分野の様々な専門職と連携した支援で、就学相談へつなげます。
・認知症検診事業・介護予防普及啓発イベントの実施 754万円
「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」の送付やチェックに基づいた認知症検診、個別支援等を実施し、認知症への早期の気付きや受診につなげます。また、フレイル・介護予防の大切さを知り、予防に役立つ情報と行動につながるきっかけが得られる体験型イベントも実施します。
◇社会の変革、技術の進展を踏まえたDXの更なる加速
・行政手続オンライン化の推進 2,000万円
申請件数が多い手続から重点的にオンライン化を推進し、24時間どこからでも手続ができる“来なくてもいい窓口”をめざします。
・粗大ごみ処理手数料のキャッシュレス化 1,615万円
粗大ごみ処理手数料の支払いが、店舗等で「有料粗大ごみ処理券」を購入する方法に加えて、オンラインでもできるようになります。
◆墨田区基本構想を20年ぶりに策定
・墨田区基本構想・基本計画の策定 2,413万円
これまでの20年の区の大きな変化を踏まえ、今後めざす将来のまちの姿を描いた新たな「基本構想」を策定します。また、その実現に向けた具体的な取組をまとめた「基本計画」の策定に着手します。
◆そのほか、様々な事業を推進
・江東内部河川テラスの公園化整備 2,474万円
多くの人に利用されている横十間川と竪川の河川テラスを公園化し、水と緑が調和した憩いの場を創出します。
・隅田公園の再整備(第3期再整備の基本設計) 1,800万円
第1期(そよ風ひろば)、第2期(日本庭園)の再整備による賑(にぎ)わいを、公園の北部へと更に広げます。子ども向けの施設を中心に、多世代が交流できる空間を創出していきます。
・両国エリアイベントの開催等 1,765万円
令和8年春の江戸東京博物館リニューアルオープンに向けて都と連携しながら、両国地域で様々なイベントを開催するなど、更なる観光振興を図ります。
・ランニングイベントの開催 1,000万円
競技者だけでなく、家族で参加したり、障害のある方や運動が苦手な方が気軽に参加したりできるランニングイベントを開催します。また、運営ボランティアとしての参加等、様々な立場で楽しめるイベントをめざします。
・終戦80年平和祈念事業の実施 870万円
終戦80年に当たり、空襲による被害の実態が分かる「企画展」や、平和への想(おも)いをつづった「平和メッセージ展」など、改めて平和を考える機会となるような催しを実施します。
SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)は、私たちがこの地球で暮らし続けていくために、2030年(令和12年)までに達成をめざす世界共通の17の目標です。本区は「SDGs未来都市」として、持続可能で幸せなまちづくりを着実に進めています。
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