文字サイズ
自治体の皆さまへ

あなたの望む「最期」を知っている人はいますか?

18/47

東京都多摩市

ID:1011673
誰でも、突然の大きな病気や事故、認知症などで自分の意思を伝えられなくなる可能性があります。
自分が亡くなった後のことを整理しておく「終活」だけではなく、もしもの時に、どのような医療やケアを望むのか、自分が大切にしていることや望んでいることを前もって考え、身近な人たちに伝えること、周囲もその考えを受け止め、一緒に何度も話し合い、共有しておくこと〔アドバンス・ケア・プランニング(ACP)〕が大切です。

●気持ちは変わります。何度でも話し合いましょう。
1.考える
あなたが大切にしたいことや、どんな医療・ケアを受けたいか考えてみましょう。
2.相談する
考えたことについて、あなたの信頼する人やかかりつけ医・ケアマネージャーなどに相談してみましょう。
3.伝える
あなたの考えを書き留めて共有しておきましょう。

◆健幸まちづくりシンポジウム 旅立ちへの備え~最期まで自分らしく生きるために~
7月17日に、ACPをテーマとしたシンポジウムを開催しました。市内で医療や介護に従事する登壇者から、ご自身の経験に基づいたACPの重要性についてお話しいただき、最期まで自分らしく生きるために必要なことについて考えました。

◇天本宏氏(社会医療法人河北医療財団理事長相談役)
自分の死をどのような場で、どうやって迎えるかというのは、自分の意志の及ばぬ未来のことではなく、自分の意志の及ぶ「将来のこと」として、自ら学び、選択していかなければなりません。

◇浜佳恵氏(訪問看護ステーションは~とふる多摩センター)
患者さんの中には、家族・医療者に迷惑をかけたくないから、自分の気持ちをなかなか言わない人など、いろいろな方がいらっしゃいます。生き方・価値観・思いを、医療者・介護の方・大切な方に伝えてほしいです。

◇淵野純子氏(多摩市高齢者在宅療養支援窓口相談員)
自分がどのように最期を迎えたいかを書いて常に持ち歩くことで、逆に長生きしようと思い、生活習慣も見直しました。最期を考えるというのは、今をどう生きて、どうやって明日に繋げていくかを考えること。よりよく生ききるということです。

◇新垣美郁代氏(新垣内科外科クリニック院長)
これからどう生きてどうやって命を終えていくかは、それぞれの人の人生そのもの。本を読んで学ぶものでも、本を読んで私の生き方はどうだったかしらというものでもない、自分の中に自分の答えがあるものだと思います。

◆多摩市高齢者在宅療養支援窓口
ACPを考える際の、在宅療養や介護連携についての相談を受けたり、在宅医の紹介などを行っています。
相談時間:午前10時~正午・午後1時~4時(土・日曜日、祝日を除く)
場所:多摩市医師会館(永山5-15)
電話番号:【電話】357-1677

●最期まで自分らしく生きるための「生き方・老い方」ハンドブック
ACPも実践できる、多摩市オリジナル冊子を健幸Spotなどで配布しています。まずは自分の「これから」について、考えてみませんか。冊子の内容は公式ホームページでもご覧いただけます。

問い合わせ:健幸まちづくり推進室
【電話】338-6916【FAX】371-1200

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU